「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

難聴老人が好きなNHKラジオ第二の「アーカイブ」番組

2019-06-05 06:00:54 | 2012・1・1

加齢とともにだんだんと難聴になってきた。自分では、そう思っていないのだが、周囲からテレビの”音が大きすぎる”と注意されることが多くなってきた。長年の生活習慣から早寝早起きのため、夜9時前に就寝することが多く、家族にはそう迷惑はかけていない。しかし、どうしても就寝後ラジオをイヤホーンで聞く機会が多くなってきたが、宵のうちのラジオ(NHK)番組には老人向けのが少ない。

きざっぽく聞こえるかもしれないが、僕は若者向けの「第一」よりは、高校生向けの番組や英語講座の多い「第二」の御世話になることが多い。その中でも毎週欠かさず聴いているのが、月曜夜9:00から9:30分までの「ラジオ.アーカイブ」である。別名”声でつづる昭和人物史”と呼んでいるが、昭和天皇から始まって、。昭和の時代を生きた政治家、学者、作家などの有名人の生前の声をNHKが録音して保存してあるテープお再生し、昭和史のノンフィクション作家、保坂正康氏が解説する。

先週(6月3日)は戦後すぐの時代(21年-26年)夕方6時から15分間、NHKラジオから放送された英会話番組の平川惟一先生であった。“ショ ショ ショジ”のメロデイにのって始まる”Come come everybody"の英会話番組は、あの時代を生きた日本人なら知らない者はいない。番組は先生の晩年に録音された自叙伝的な番組だったが、先生のお人柄も感じられ、当時、文字通り”お茶の間”で聞いた番組が懐かしく思い出された。6月10日に放送される続編を楽しみにしている。