「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「軍艦島」元島民の国連シンポでの反論 林えいだい氏のyou tube

2019-06-07 06:37:02 | 2012・1・1

戦争中、長崎県端島炭鉱、通称軍艦島で半島(朝鮮)人に対し大掛かりな差別暴行事件があり”地獄島”と呼ばれていたという話が韓国から発信され、世界中に流布されている。軍艦島はユネスコの文化遺産にも指定されており、かって栄えていた頃の炭鉱の姿が保存されている文化遺産である。韓国は”徴用工”裁判に絡ませて、第二の慰安婦問題にしようというのであろうか。

産経新聞(6月6日付首都圏版1面トップ)記事によると、軍艦島元島民らが来月2日、ジュネーブの国連欧州本部でシンポジウムを開き、韓国発の虚説に反論する。僕は、この問題の専門家ではないが、20数年前、戦時中の筑豊炭田の和蘭軍捕虜について調べていた時、現地でこの問題を調査している作家の林えいだい氏(故人)の本を読んだことがある。正直言って、当時僕は彼の考え方には反対であったが、最近、軍艦島が問題化し始め、林氏がyiutubeで、自著の「写真特集。端島、軍艦島のその後」で、元島民の証言で、見事に韓国発の話がインチキであることを証言している。

いわゆる慰安婦問題をこれまでこじらせてしまったのは、僕は村山富市内閣当時の「アジア女性基金」の失敗だとみている。援助対象国の歴史を誤解している学者が基金の歴史委員であれば失敗は当然である。軍艦島についても政府はどこまで関与しているのか知らないが、元島民の派遣には賛成だ。しかし、過去の失敗の轍をふまないよ慎重な準備と注意が必要である。