日本の第93代総理だった鳩山由紀夫氏がソウル大学で演説し”2015年の慰安婦に関する日韓合意は慰安婦のことを考えていない。わが国はこの問題みついて無限責任を持つ”と述べたという。政界を引退した過去の人物とはいえ、277日間も政権の座にいた男の発言としては、あまりにも無責任、お粗末すぎる。
鳩山氏の流れを組む(僕にはそう思われるのだが)国民民主党が参院選を前に「新しい答え2019」を発表した。鳩山氏時代のマニフェストみたいなものだが、「家計第一」をスローガンにしている。スローガンというと、僕ら戦争中の生活を多少知っている世代にとっては軍部の国威発揚のカラ言葉みたいに聞こえるが、低所得の年金生活者に対して月5000円を支給するという。今、問題になっている”2000円の年金赤字”をまさか頭にしてのスローガンとは思いたくないが。
旧民主党(民進党)の残党(失礼)の色分けは素人の僕には理解できないが、第94代総理の菅直人氏が立憲民主党に属しており、95代総理の野田佳彦氏は無所属だが、なんとはなく立憲民主党とは一線を画しているように思われる。鳩山由紀夫氏は政界を引退しているが、いまだに政治的発言をしている。立憲民主党なのか国民民主党なのかわからないが、国民には民主党の総理の印象がまだ強く残っている。それだけに「立憲」にも「国民」にも投票しないという有権者が多い。
どうだろうか。国金民主党はできもしない年金公約より”鳩山絶縁”宣言を公言したほうがよいのでは。再度失礼。