「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

札幌のヒグマ 東京のあぶらセミ

2019-08-15 05:41:49 | 2012・1・1

8月に入って札幌南区の藤野、簾舞地区の住宅街にヒグマが出没、お盆休みを前に住民を驚かせていたが、昨日、猟友会のハンターによって射殺された。一件落着、市民もほっとあれていることだろう。札幌冬季五輪の前後10年、僕は札幌に在勤したことがあるが、ヒグマが出没した地域はそのころ開発された住宅街で、札幌市民のお座敷、定山渓温泉に近く、旧友の一人も家を買い、貧乏人の僕らを羨らやまがらせたものだ。

札幌五輪当時の札幌市の人口は100万人、今は150万人と急速に発展いているが、記憶に間違いなければ、当時市街地にヒグマが出たという話は覚えがない。人口の急増にもかかわらず、ヒグマが市街地でも目撃されるょうになったのは、かっては、ヒグマの棲み家だった山林も破壊されてきた証拠なのだろう

自然の破壊といえば僕が今住む東京では8月半ばというのに、あぶらセミの鳴き声が聞こえてこない。先日、地上に出たばかりの幼いセミの死骸が庭先にあったが、コンクリート.ジャングルの環境では生存できないし鳴き声もたてられない。。昔は札幌中心街の大通り公園でもあぶらせみの鳴き声を聞いた記憶があるが、今はどうなのだろか。

日本のスキー発祥の地新潟県上越市で、昨日、40℃を記録した。ここ数年の異常な暑さをはじめ地球が変革期に入ってきているのだろうか。戦前、東京でも味会えて、うるさいほどのセミしぐれが懐かしい