「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            大万歳!抗がん剤の中止

2011-12-01 07:38:48 | Weblog
大万歳である。昨日、僕は膀胱がんの内視鏡検査の結果、再発の症状はなく、毎月1回行ってきた抗がん剤の注入も中止されることになった。昨年6月、患部を摘出手術して以来6か月ごとに3回内視鏡検査をしてきたが、異状は見られなかった。この結果を受けて主治医は抗がん剤の注入中止してもよいと診断したわけだ。1回1万円近い経済的な負担が助かるだけでなく、何より精神的に楽だ。

一昨年2月、僕は血糖値が221、へモグラビンが9・6となり糖尿病と診断された。主治医の診断で、血糖値をさげる武田薬品の「アクトス」を服用することになったが、その年の12月血尿が出て膀胱がんが再発した。僕は1990年11月、膀胱がんで入院、患部を摘出したが、その後10年間、まったく異状はなかった。ところが「アクトス」を飲みはじめてから、一昨年12月に第一回、さらに昨年6月と、わずか半年間に2回も再再発した。

今年6月、僕は新聞で「アクトス」と同じ「ビオグリタン」系の薬がフランスで、膀胱がんと因果関係があるという理由で発売中止になったことを知った。日本でも厚労省の薬事委員会が医療関係者に対して、糖尿病を治療中の患者には服用に留意するよう勧告しているのをネットで知った。僕は主治医と相談の結果、今年6月から服用をやめた。

もともと「アクトス」を服用すると足を中心に浮腫みが出ることは医者から事前に聞いていた。たしかに「アクトス」を服用したあと血糖値もヘモグラビン値も正常に戻った。しかし、僕の足には浮腫みが出て、体重まで増加し始めた。僕はまったく偶然なのだが、「アクトス」を飲むのをやめたあと、膝の痛みの解消にスポーツクラブで水中歩行と水泳をはじめた。6か月たって、僕の体重は8キロ落ち、血糖値もヘモグラビン値も正常である。おまけに膀胱がんの再発もない。大万歳である。