不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Leontyne Price '76 (private video) MUST SEE 「蝶々夫人」より

2012年10月20日 | オペラ
Leontyne Price '76 (private video) MUST SEE


私が子どもの時、カラやン指揮のヴェルディ「トロヴァトーレ」全曲の放送があったので廊下でトランジスタラジオで聴いて感動、シミオナート、バスティア二ー二といった名歌手に加えて、はじめて耳にするテノーレのコレッリ、ソプラノのプライスの素晴らしい声に魅了された。
もちろん、コレッリやプライスは世界的名歌手だったのに、当時、日本では無名だったので知らなくて当然だったけれど・・・。
日本ではレコードも出ていなかったのだ。

それからカラヤン指揮の「アヴェマリア」を聴いた。歌っているのはあの時聴いた忘れられないプライスだった。黒人のソプラノとしてはじめて世界で主役を歌い、圧倒的な歌を聴かせるという評判だったときく。

当時、無名の黒人のソプラノが発声練習をしていたところ、その声をききつけたサンドイッチを食べていたひとりの年配の男性が、ピアノに向かい、ヴェルディの「運命の力」から<神よ、平和を与えたまえ>を弾き、歌うように命じた。
何も知らないプライスはその行儀の悪い年配の男がまさかカラヤンとは知らず、(彼女は貧しい黒人家庭の出身で、学校の音楽教師になる予定だった)言われるままに歌った。
カラヤンは感動して涙をにじませた。
それからプライスは世界で活躍するようになる。

この動画はお客が秘かに録画したリサイタルの模様、プライスはプッチーニ「蝶々夫人」からフィナーレ、蝶々夫人の自決の場面を歌っている。
アメリカ海軍士官ピンカートンに騙されたと知らず、3年も待ち続けた蝶々夫人、やがてピンカートンはアメリカで正式な結婚をしたと知り、幼い子どもをピンカートン夫妻に預け、「かわいい坊や、おかあさんの顔をよく見ておくのですよ」と・・・そして「さあ、行ってお遊び」と子どもを見送り、武士の娘として名誉を重んじて自決する、という悲しい物語、プライスの歌の熱いこと、思わず涙が・・・。
今はこんなに情熱的に歌う歌手はいない。(正確に冷静に歌う人が多い。コンクール出身
が多いからかもしれないし、世代がかわったせいもある)
歌の途中で聴衆が感極まって思わず拍手、というところもすごい。


プライスが歌うヴェルディ「運命の力」~神よ、平和を与えたまえ

Leontyne Price "Pace, pace mio Dio" 1980




アクセス数 閲覧数:4,478PV

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週刊朝日と橋下大阪市長

2012年10月20日 | 政治

橋下大阪市長に週刊朝日は謝罪、橋下大阪市長はカンカン、石原都知事は「卑劣なやりかた」と週刊朝日を批判、

ところが朝日がこれほどまでのことを書いて、なぜ解放同盟は動かないのか、また、安倍氏への捏造記事続出を推進し、安倍氏を叩くのは「社是」とまで言い切った朝日がまだ謝罪していないのに、橋下には謝罪、

そして橋下のツイッターは・・・

 橋下徹 ‏@t_ishin

メディアは人権擁護法案にとことん批判してきた。言論の自由の抑制に繋がると。
しかしメディアの中できちんと自浄作用が働かなければ、メディアの抑制も必要になる。

確かに僕は公人だから、個人がメディアに攻撃を受けるのと少し文脈が違うが、
それでもメディアがどこまで今回の件を自己検証できるのか

https://twitter.com/t_ishin/status/259311311094157312  ・・・今は削除か?

また、この動画では「人権擁護法案」も出てくるのではないか、と橋下大阪市長
大阪市長橋下徹2012 10 19登庁時囲み取材



これって人権擁護法案(人権救済法案・・・いわゆる偽人権法案)を通そうとする道筋かも、と危惧する意見も出てきている。
朝日は今まで従軍慰安婦捏造記事、南京大虐殺捏造記事など売国的記事を書き、国家と国民の名誉を深く傷つけた。
今もそれを謝罪していない、しかし、橋下には即謝罪する。
安倍氏にも謝罪していないどころか「安倍の葬式はうちが出す」とまで言っている。
朝日が悪質なのは以前からだが、今回のことについては国家を崩壊させる特高・ゲシュタポ法案「人権擁護法案」こと「人権救済法案」への道筋であったとすれば、大変恐ろしいことになる。

弁舌なめらかな橋下大阪市長、動画の最初の方に「かつてはこんなこと言えなかった」という一言、これは解放同盟の糾弾や恫喝・確認会が恐ろしくて言えなかったこともあった、それに伴う利権を明らかにし阻止してきた三宅博氏やそれに続く人たちの取り組みがあってこそ・・・ということも踏まえて発言すべき、でも余裕ないか。
それにしても朝日がそれを知らないはずはないけれど、それをあえて言ったこと、解放同盟が黙っていること、偽人権法案の下書きは解放同盟が書いていたことなど・・・この背景はいったいなにか、もう少し見極めたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Giuseppe Verdi: Aida - "Ritorna vincitor!" (勝ちて帰れ)/ Eva Marton /

2012年10月20日 | オペラ
Giuseppe Verdi: Aida - "Ritorna vincitor!" / Eva Marton /


ドラマティックな声といえばニルソンの後を継ぐのはエヴァ・マルトンであった。
エヴァ・マルトンはヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、リヒアルト・シュトラウスも得意としたハンガリーの偉大なソプラノであった。
スカラ、メトロポリタン、ウイーンなど世界各地で絶賛されたが、彼女の歌はイタリアのソプラノとはまた違った魅力があり、その心理描写は見事だったように思う。
これは古い映像でせめて音質が良かったらと思うが・・・。
このヴェルディ「アイーダ」は素晴らしい。
エジプトの奴隷として王女アムネリスに仕えているアイーダは、身分を隠しているがエチオピア王女である。
エチオピア王でアイーダの父が、エジプトに攻めてくるときいて、祖国の勝利を願うが、アイーダは自分で何をいっているのかしらと祖国の勝利を願うことは、エジプトの若き英雄、愛するラダメスの死を意味することになる・・・苦しい心の内を歌うアリア。
エヴァ・マルトンはヴェルディを多く歌っている。
「トロヴァトーレ」「アッティラ」などの動画がある。
「アッティラ」など圧倒的であった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする