RICHTER - LISZT concert etude no.3 "UN SOSPIRO"
なつかしい天才ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルの遺した名演、
リスト作曲「ためいき」。
『鉄のカーテン』の向こうにはものすごい大物のピアニストがいる、という噂が世界をかけぬけた。
その名はスヴャトスラフ・リヒテル、ドイツ系であり、父親はスターリンに粛清された。そしてリヒテルは途方もないほどの天才でありながら、毎日恐怖に怯え、自宅の戸を叩く音もKGBではないか、と・・・それはチェリストのロストロポーヴィッチや、ヴァイオリニストのオイストラッフもそうだった。
しかし、その音楽は雄大で素晴らしかった。
無限に美しいリストの「ためいき」も1分30秒あたりから、大変ドラマティックで衝撃的な打鍵になる。
リヒテルのピアノは、2度実演を聴いたが、単なるピアノの演奏というよりも、オーケストラを思わせるようなスケールだった。
夫人は偉大なソプラノ歌手のニーナ・ドルリアクだが、夫のリヒテルのために付き添っていた。
ある批評家はリヒテルの演奏を聴いて「松明を掲げて走る古代ギリシャの勇士のごとき演奏」と評した。
この「ためいき」はいろいろな名ピアニストの演奏があるが、リヒテルの演奏はただ美しいというものを超えた壮絶な魅力があった。
ベッラ・カンタービレ過労・・・今日のエントリーはこれで・・・。
なつかしい天才ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルの遺した名演、
リスト作曲「ためいき」。
『鉄のカーテン』の向こうにはものすごい大物のピアニストがいる、という噂が世界をかけぬけた。
その名はスヴャトスラフ・リヒテル、ドイツ系であり、父親はスターリンに粛清された。そしてリヒテルは途方もないほどの天才でありながら、毎日恐怖に怯え、自宅の戸を叩く音もKGBではないか、と・・・それはチェリストのロストロポーヴィッチや、ヴァイオリニストのオイストラッフもそうだった。
しかし、その音楽は雄大で素晴らしかった。
無限に美しいリストの「ためいき」も1分30秒あたりから、大変ドラマティックで衝撃的な打鍵になる。
リヒテルのピアノは、2度実演を聴いたが、単なるピアノの演奏というよりも、オーケストラを思わせるようなスケールだった。
夫人は偉大なソプラノ歌手のニーナ・ドルリアクだが、夫のリヒテルのために付き添っていた。
ある批評家はリヒテルの演奏を聴いて「松明を掲げて走る古代ギリシャの勇士のごとき演奏」と評した。
この「ためいき」はいろいろな名ピアニストの演奏があるが、リヒテルの演奏はただ美しいというものを超えた壮絶な魅力があった。
ベッラ・カンタービレ過労・・・今日のエントリーはこれで・・・。