公然と旧太陽批判続出、「石原外し」の動きも 維新
2012.12.20 21:29 [日本維新の会]
衆院選で第三党に躍進し、26日召集の特別国会から本格的に国政に参加する日本維新の会で20日、橋下徹代表代行に近い「大阪維新の会」側から、公然と旧太陽の党を批判し「石原外し」の動きをにおわせる発言が相次いだ。橋下氏や松井一郎幹事長はこうした不穏な言動を抑えようと努めているが、主導権確保のため、数の上で優位に立つ大阪側からのさらなる不規則発言も予想され、党の結束には早くも亀裂が入り始めている。
旧太陽批判を繰り広げたのは、比例代表近畿ブロックで初当選した東国原英夫前宮崎県知事と、橋下氏のエネルギー政策のブレーンである古賀茂明・大阪府市統合本部特別顧問。
東国原氏は20日、テレビ朝日番組で「全国を回って『どうして旧太陽と組んだのか』という批判が多かった」と述べ、旧太陽と合併すべきではなかったとの思いをにじませた。
司会者から「東国原氏は西軍(大阪組)ですよね」と聞かれると「もちろんです」と即答。直後に「『もちろん』と言ってはいけないんだ」と「訂正」してみたものの、同氏の立ち位置は明確になった。
古賀氏も「旧太陽と一緒になっていなければ60議席を取った可能性が高い。作戦として失敗だった。維新はこの後、泥沼化した離婚劇になる恐れがある」と応じた。また、公明党と選挙協力したことにも「公明が伸びて、衆院で維新がいらない存在になった」とも述べ、橋下氏らにも批判の矛先を向けた。
2人の発言に松井氏は20日夕、大阪府庁で記者団に「なんでやっていかれへんのか。ただ好き嫌いで言うのはおかしい」と強い不快感を示したが、これらの発言は「大阪組」の気持ちを代弁しているともいえる。
「石原代表、橋下代表代行」の体制から石原、橋下両氏を「共同代表」に見直す方針も、大阪側の意向が強く反映されている。
共同代表案について、石原氏周辺は石原氏が衆院選公示前から繰り返し披露していたと強調する。しかし大阪側には、合併後、旧太陽側に主導権を奪われがちなことへの不満がある。さらに、関東の選挙区で勝利できなかったことから石原氏を「党の顔」とすることへの不満も出始めている。
このため、橋下氏を「共同代表」とし、同氏の主導で来年夏の参院選を戦いたいというのが大阪側の本音とみられる。いわば「石原外し」だ。
これに対し、旧太陽側は「ばかなことを言いやがって」(幹部)と強く反発。維新は21日、国会内で初当選組を対象にした研修会を開くが、ここで旧太陽批判が出てしまうと、党運営はさらに険しくなる。(原川貴郎、山本雄史)
☆ そうなるのは最初からわかっていた。まあ、レベルが違いますから。もちろん支持者もですよ。
「たち日」支持者は大変な思いをして、「維新に入ったたち日」に賭けたのだった。
ここまで「たち日」を苦しみながらも支持したのには、かなり強い思い入れがあり、平沼氏をはじめ、旧「たち日」と運命を共にするまでの決意をこめたからである。
決して「大阪維新」などに心許したのではない。石原と平沼先生とは違うし、自民党の「真正保守」は旧「たち日」の今回のことはよく理解していることは、先日の西田昌司先生から伺っている。
平沼先生は「我慢に我慢をされた」、それで西村・三宅ほか、旧「たち日」のメンバーや支持者も。「我慢と誤解」を受けた。
古賀などクズの話なんかバカバカしい限りだ。
橋下や松井は石原とはどこかで意見があうところもあるだろう、でもさすがに石原も橋下とは相容れない意見を言い出した。
これから先のストーリーに驚かない。