その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

とある職場の風景 万聖節

2010-11-01 22:34:03 | ロンドン日記 (日常)
 昨日から冬時間になったので、5時には外は真っ暗。長く、暗い冬がいよいよ始まったロンドンです。

 今日は週明けの月曜日なので、通常なら全欧州でTV会議による営業会議があるのですが、今日は会議はお休み。なぜなら、大陸の多くの国がお休みになるためです。

 同僚から聞いたところによると、11月1日は万聖節(諸聖人の日)といって聖人や殉教者を記念する日だそうです。ただ、国によってお休みのところとそうでないところがあります。我々のオフィスで言うと、ベルギー、フランス、スペインはお休み。そして、イギリス、オランダは通常営業。面白いのはドイツ。フランクフルトは通常営業ですが、デュッセルドルフはお休みです。

 というのは、聖人を崇敬するのはカトリック教会なので、カトリック系の国ではお休み、プロテスタント系の国では平常営業ということのようです。ドイツは州によって、そのあたりの力関係が違うらしい。

 欧州人にとっては常識なのかもしれませんが、クリスチャンでもない私には、欧州の歴史を感じる一場面でした。

 2010年11月1日
コメント
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