11月に入って、来年の予算(ビジネスプラン)議論が始まり、てんやわんやの毎日が続きます。
日本の本部からは目が飛び出るような高い目標値が提示され、現場の欧州人マネジャー達からは同じ事業の目標値を議論しているとはとても思えないような安全サイドの低い数字が出てきて、その乖離を少しでも埋めるべく、11,12月は駐在員にとっては四苦八苦の毎日が続きます。
会社によってやり方も全然違うと思う予算設定ですが、私が勤める会社の場合、日本と欧州では社員の姿勢がかなり違います。
こちらでは、予算の達成度が社員の業績連動給与にダイレクトに反映するために、欧州人社員の個々の真剣度は日本での議論を遥かに上回ります。彼らにとって、予算設定は来年の自らの生活がかかった生活闘争の場ともいえます。
なので、過去に良くあった間違いは、とても達成不可能のような予算を、本部からの指示だからということで設定してしまい、高い目標を目指して頑張るどころか、来年の懐具合の見当がついてしまって、社員がやる気をなくし、優秀な社員ほど転職活動に走ってしまうという、本末転倒の事態になってしまうことがあったようです。去年でも、打ち合わせの後に、「こんな達成不可能な目標を押し付けてくる会社にいても将来無いよ」などと、うそぶく社員もいました。
日本では、もちろん予算議論は真剣でしたが、最後は「ここはトップのWillだからしょうがない。割り切って、高い目標目指して頑張ろう。高い目標無いところに、高い成果は無い!!」と浪花節的な運命共同体としてのチームワーク(?)が生まれたりします。なので、日本での目標は毎年、かなり「気合」分が入っていました。
なので、こちらの駐在員としての腕の見せどころは、いかに現地社員が立ててくる安全サイドの数字のトリックを見破り、達成不可能でないが、高い目標数値を予算として設定できるか?というところにあります。私自身、今年で2回目となる予算折衝、ローカル社員には嫌われますが、私も進歩の跡を見せないと・・・
2010年11月9日
日本の本部からは目が飛び出るような高い目標値が提示され、現場の欧州人マネジャー達からは同じ事業の目標値を議論しているとはとても思えないような安全サイドの低い数字が出てきて、その乖離を少しでも埋めるべく、11,12月は駐在員にとっては四苦八苦の毎日が続きます。
会社によってやり方も全然違うと思う予算設定ですが、私が勤める会社の場合、日本と欧州では社員の姿勢がかなり違います。
こちらでは、予算の達成度が社員の業績連動給与にダイレクトに反映するために、欧州人社員の個々の真剣度は日本での議論を遥かに上回ります。彼らにとって、予算設定は来年の自らの生活がかかった生活闘争の場ともいえます。
なので、過去に良くあった間違いは、とても達成不可能のような予算を、本部からの指示だからということで設定してしまい、高い目標を目指して頑張るどころか、来年の懐具合の見当がついてしまって、社員がやる気をなくし、優秀な社員ほど転職活動に走ってしまうという、本末転倒の事態になってしまうことがあったようです。去年でも、打ち合わせの後に、「こんな達成不可能な目標を押し付けてくる会社にいても将来無いよ」などと、うそぶく社員もいました。
日本では、もちろん予算議論は真剣でしたが、最後は「ここはトップのWillだからしょうがない。割り切って、高い目標目指して頑張ろう。高い目標無いところに、高い成果は無い!!」と浪花節的な運命共同体としてのチームワーク(?)が生まれたりします。なので、日本での目標は毎年、かなり「気合」分が入っていました。
なので、こちらの駐在員としての腕の見せどころは、いかに現地社員が立ててくる安全サイドの数字のトリックを見破り、達成不可能でないが、高い目標数値を予算として設定できるか?というところにあります。私自身、今年で2回目となる予算折衝、ローカル社員には嫌われますが、私も進歩の跡を見せないと・・・
2010年11月9日