その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

とある職場の風景 いけてない1日

2010-11-17 23:47:58 | ロンドン日記 (日常)
 ウィリアム王子の婚約で盛り上がっているイギリスですが、私としては今日はちょっとへこんでます。

 最近になって新たにパートナー関係を結んだ欧州系会社2社と我が社の計3社のマネジャーたちが、来年の協業プログラムを議論するミーティングに、私も参加しました。それぞれの会社から5~6名が参加しての半日目一杯を使ったミーティングです。

 互いのプロダクトやサービスを紹介するプレゼンテーションのあとは、互いの強みを活かし、弱味を補うためにはどんな共同マーケティングやセールス活動ができるか、課題は何か、具体的アクションはどうするといった議論をしました。

 驚いたのは、ファイシテーターを勤めるそのパートナーA社の経営企画担当の女性マネージャー。議論の裁きが早くて、的確。論点をすばやく把握し、議論のポイントを的確にリードしていきます。お互い自社に有利なように議論を持っていきたいという思惑も絡んだ、友好的で活発ながらも時折、微妙な牽制ムードも流れる打ち合わせなのですが、彼女の仕切りのおかげもあって、議論はものすごい早さで進んで行きました。

 自分がへこんでるのは、唯一の日本人だった私が、正直、議論にはほとんど貢献できなかったから。さすがに、最近では社内での会議は、下手な英語でも臆せず好き勝手に発言しているのですが、今日のような、メンバーの多くが初顔合わせで、かつフリーディスカッション的なガチンコ議論には、まだまだ力が足りないことを認めざる得ませんでした。話す内容を考えている間に、どんどん話題が展開し、ついて行くのがやっというのがホントのところでした。

 幸い、英人同僚の奮闘もあり、弊社も一定の存在感は示せましたが、自分としては、かなり不満の残るパフォーマンス。

 会議後、この手の場で力を発揮するには、何が必要なのかと自問しました?もちろん英語力はもちろんなのですがもう今さら急な伸びは期待できない以上、話すコンテンツが勝負なはず。それでも、あのスピードについて行くにはやはり英語力か?と思考はくるくる堂々巡り。もちろん、こういった環境で働いている以上、「日本人だから・・・」などという言い訳は恥の上塗り以下なので、とても口にはできない。

 まだまだ目指すレベルには遠いです。トホホ・・・


 2010年11月17日


コメント (6)
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