その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

春のサリー州を走る

2012-03-22 22:59:08 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 日曜日に、ロンドンマラソン前の最後の練習として、サリー州Cranleighという所でで行われた20マイルのレースに参加してきました。

 前日の土曜日はすっきりしない天気でしたが、この日は朝から快晴。気温こそ10℃前後で、やや肌寒さを感じるものでしたが、風らしい風もなく、陽の光はもう完全に春でした。



 スタートとゴール会場は、何とローカル飛行場。滑走路からのスタートです。廻りは似た者同士らしく、ロンドンマラソンの参加を予定している人が多いことが耳に入ってくる会話で分かります。私のこの日の目標は、前回の20マイルレースの教訓を踏まえて、①頻繁な栄養補給によるガス欠防止、②1マイル約8分30秒ちょっとのペース維持、③可能なら3時間以内の走破、の3点です。

(スタート!)


 コースはその飛行場を含めて、周辺のエリアを使った10マイルの周回コースを2周します。飛行場の周辺は、サリーらしい田舎ののどかな農村地帯です。多少の難儀は、サリー州は、水を一杯に含んだ画用紙みたいに、地表の皺のごとく、小さなアップダウンが続くことです。いわゆる長く続く平地がないのです。ですので、目標の一つであった安定したペース配分の維持は旨く行きませんでした。

(微妙な登り坂)


(2周目へ)


 民家でさえそれほど見ないような田舎地域ですので、応援もほとんどないのが少しさびしいですが、早春の陽を浴びて、澄み切った空気の中でのランニングは、体の一つ一つの細胞から毒気が抜けていくような感覚です。

(コースの風景)




 前半自分としてはやや早すぎるペースで走ってしまい10マイルのラップが1時間25分28秒。そして、案の定、ラスト3マイルでがくっとペースが落ちて、後半10マイルのラップが1時間30分47秒。手元の時計のゴールタイムが2時間56分15秒。ラスト2マイルのペースの落ち方を見ると、フルマラソンの4時間切りはとても無理。この日はエナジードリンク持参で、腹いっぱいになり過ぎるのを注意せねばならないほど、栄養補給グッズを持ちこみ、食べつくしたのに、それでもラスト2マイルはきつかった。

(ゴール前)


 やっぱり、フルでは30キロ地点を過ぎて以降のラスト10-12キロが本当の勝負であることが改めて確認されました。あとは本番のバカ力とあのロンドンマラソンの大観衆に背中を押してもらうだけですね。残り1カ月上手く調整していきたいです。

 2012年3月18日 走
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