1月半も前の週末に出かけたコンサート。一応、備忘録として。
数か月ぶりのロイヤルフェスティバルホール。ロンドンフィルとも随分、ご無沙汰。この日は、未完のブルックナー9番とその未完の終楽章をテ・デウムで置き換え(生前のブルックナー自身の発言)、更に冒頭にモテットChristus factus est
を置くという興味深いプログラム。演奏開始前にセガンさんから3曲を休憩なしでひとつの曲として、通して演奏するという説明があった。
背筋が延びる素晴らしい演奏と合唱。一曲目は合唱のみ。教会にいるかのごとく厳粛な気持ちになる。ブルックナーの9番も、ロマンティックかつダイナミックな演奏で素晴らしい。そして、第4楽章として演奏されたテデウム。少し音が大きすぎるのではないかと思うぐらいのパワフルな合唱。独唱もトビー・スペンスの声が良く通って、聞きごごちよし。メゾは初めて聞く日本人の藤村実穂子さん。非常に繊細で透明感のある美声だったが、ソプラノのヴォリュームが大きくておされぎみ。
ネゼ・セガンさんのエネルギッシュな指揮ぶりは、いつもながら引きこまれる。今日も気合十分の素晴らしい演奏を引き出してくれた。1時間40分休みなしの演奏後、聴衆もスタンディングオベーションで労っていた。
04 February 2012 7:30pm
Royal Festival Hall 2011/12
Bruckner Christus factus est
Bruckner Symphony No. 9
Bruckner Te Deum
Yannick Nézet-Séguin conductor
Christine Brewer soprano
Mihoko Fujimura mezzo soprano
Toby Spence tenor
Franz-Josef Selig bass
London Philharmonic Choir
数か月ぶりのロイヤルフェスティバルホール。ロンドンフィルとも随分、ご無沙汰。この日は、未完のブルックナー9番とその未完の終楽章をテ・デウムで置き換え(生前のブルックナー自身の発言)、更に冒頭にモテットChristus factus est
を置くという興味深いプログラム。演奏開始前にセガンさんから3曲を休憩なしでひとつの曲として、通して演奏するという説明があった。
背筋が延びる素晴らしい演奏と合唱。一曲目は合唱のみ。教会にいるかのごとく厳粛な気持ちになる。ブルックナーの9番も、ロマンティックかつダイナミックな演奏で素晴らしい。そして、第4楽章として演奏されたテデウム。少し音が大きすぎるのではないかと思うぐらいのパワフルな合唱。独唱もトビー・スペンスの声が良く通って、聞きごごちよし。メゾは初めて聞く日本人の藤村実穂子さん。非常に繊細で透明感のある美声だったが、ソプラノのヴォリュームが大きくておされぎみ。
ネゼ・セガンさんのエネルギッシュな指揮ぶりは、いつもながら引きこまれる。今日も気合十分の素晴らしい演奏を引き出してくれた。1時間40分休みなしの演奏後、聴衆もスタンディングオベーションで労っていた。
04 February 2012 7:30pm
Royal Festival Hall 2011/12
Bruckner Christus factus est
Bruckner Symphony No. 9
Bruckner Te Deum
Yannick Nézet-Séguin conductor
Christine Brewer soprano
Mihoko Fujimura mezzo soprano
Toby Spence tenor
Franz-Josef Selig bass
London Philharmonic Choir