その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ヘルベルト・ブロムシュテット/ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/ドイツ・レクイエム 作品45  @NHK音楽祭 

2017-12-28 08:00:00 | 演奏会・オペラ・バレエ(2012.8~)
 1月以上前の演奏会ですが、記録のため。
 
 心洗われる合唱と演奏でした。今回の主役は明らかに合唱です。ウィーン楽友協会合唱団は楽友教会付のアマチュア合唱団とのことですが、その透明感あふれる合唱は大きなNHKホール一杯に響き、命の洗濯をしてもらっているような感覚です。

 演奏も素晴らしいものでした。個々のプレイヤーの個性と全体のバランスが程よく均衡しており、どちらかが目立ちすぎることがありません。合唱との調和も心地よいです。

 ブロム翁も元気いっぱい。迎える拍手、終演後の拍手ともに、これほど暖かい拍手があるでしょうか。翁は日本で最も愛されている現役指揮者と言って、全く過言ではないと思います。終演後は、ソロ・カーテンコールで何度も呼び出されていました。

 今年のNHK音楽祭は個性と実力を兼ね備えた指揮者、独奏者、オーケストラが出演し、15周年に相応しい実に充実した内容でした。今後の更なる発展を祈念したいです。


《この日は3階席中央の最前列でした》


《スタンディングオベーション!》


《楽員は去っても何度も呼び出されるブロム翁》

2017年11月13日 @NHKホール
NHK音楽祭 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
                              
ブラームス作曲
「ドイツ・レクイエム 作品45」       
(ソプラノ)ハンナ・モリソン
(バリトン)ミヒャエル・ナジ
(合唱)ウィーン楽友協会合唱団
(管弦楽)ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット

コメント (2)
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