次の目的地は長谷寺。ゴールデンウィーク中ということで、室生寺ー長谷寺間を直通で結ぶ臨時バスが出ていたので、こちらを利用。観光バス仕様のデラックスバスは、らくちんかつ便利で、助かった(奈良交通のバス・パス(2日間コース)は、この臨時バスは適用範囲外なので注意要)。
<仁王門>
時刻もお昼を廻ったためか、長谷寺は室生寺の何倍も混みあっていて、かなりざわついた気分。長谷寺名物の牡丹祭りの最中だったのだが、陽射しが強すぎて牡丹もお疲れ気味であった。
<牡丹畑>
399段あるという登廊を上り、本堂へ。舞台が山から突き出るように建築された本堂は、京都の清水寺を思い起こさせる。
<登廊>
<本堂(国宝):徳川幕府による大規模な造営として代表的な寺院本堂>
長谷寺の見仏と言えば、本尊の十一面観世音菩薩立像(重要文化財)。室町時代の作で、木造で像高10メートルもある。日本で最も高い木造仏だそうだ。ちょうど、特別拝観期間中ということで「追加料金1000円でご本尊様とご縁が結べます」と入口で売り込んでいたので、迷わず200円割引となる拝観料とのセット券を購入していた。期待感一杯で、本堂の中に入ってみると、確かに10メートルの木造の菩薩さまはでかかった。見上げて、ご尊顔を仰ぎ見る感じ。ただ、少々がっかりだったのは、ご縁が結べるというのは単にお足に触れるというだけだった。参拝者が触ってピカピカに光ったお足を私も撫でて、仏像を一周しておしまい。本堂の外側からもこの菩薩さまは見ることができるので、「う~ん、わざわざ特別拝観料払うほどでもなかったか」とつぶやきかけたが、せっかく結んだご縁がなくなるどころか、バチがあたっては嫌なので、やめておいた。
<HP「奈良・桜井の歴史と社会 」から引用 https://koza5555.exblog.jp/20467884/>
舞台に立って周りの山を見渡し、視線を下にやって村々を見下ろすのは実に壮観だ。秋になると、この緑が一面、紅葉するという。どんな様なのか、一度見に来てみたい。
<本堂の舞台からの眺めが素晴らしい>
<本堂の舞台から五重塔を望む>
その後、五重塔など広い寺院敷地内を散策し、帰路についた。 奈良に戻ったのは夕方5:00前後。手元のスマフォによると、この日は23617歩、19.7km, 60階段分を動いたことになっている。疲れたわけだ。
ホテルで夕食をとったら、前夜行った「なら泉勇齋」に再び繰り出す気まんまんだったが、バタンと19:00過ぎには寝てしまった。
<首都圏では珍しくなった扇風機付きの車両 @桜井線>
(つづく)