その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

躍進するインドを初体験(3):バンガロール1時間観光

2019-05-11 08:30:00 | 日記 (2012.8~)

 バンガロールは市の中心部は殆ど通らず、周縁のビジネスエリアを廻ったに過ぎなかったけど、ムンバイと雰囲気が全く違っていて、絶望的貧困を垣間見ることは殆どなかった(とはいっても滞在時間1日半だが)。標高900Ⅿの高地であることもあって、暑くても、爽やかで気持ちがいい。 都会特有の忙しさ、緊張感を感じたムンバイに比べて、バンガロールは人もソフトで丁寧で優しい印象。

 次の訪問地であるマレーシアへの飛行機が夜中の出発だったので、夕方少し市内をご案内頂いた。

【バンガロール宮殿】
 植民地時代、イギリス人の提督のために作られた宮殿。チューダー朝とムガール様式の折衷。入場料ケチって、宮殿内の写真は撮れなかった(写真撮影可能な入場料を払えば写真も撮れる)が、建物内もイギリスで訪れた古城と雰囲気が似ていた。ルネッサンス期やラファエロ前派の模写の絵があった。宮殿前にも西洋風の庭園があるが、暑くてとても散策という気分にはならなかった。


<立派なお屋敷である>


<宮殿前の庭園>

【ブル寺院】
牛の神様を祭ったヒンズー教の寺院。バンガロールの創立者であるケンペ・ゴウダ1世が創建。バンコクのワット・アルンのような入り口の塔にはヒンズー教の神様の彫像が並び、見ごたえがある。神殿に祀られた牛は一枚の岩から作られたとのこと。

 


<これぞ黄昏時の神々>



<一枚岩からできたご本尊の牛>

隣にもヒンズーの寺院があったので覗き見たら、丁度、法要(?)をやっていた。ローカルの人たちがひっきりなしにお参りに訪れて、ブル寺院がどちらかと言えば信仰の場というよりも歴史的名所という位置づけに感じたが、こちらはより庶民の生活の場としてよりリアル感を感じた寺院であった。

【カレー】
インドで最後となった夕食はやはりカレーで締め。こと食事に関しては、スパイス好きの私にはインドはたまらなかった。どんなカレーも日本にはない強烈な個性を自己主張していた。


〈結局4日間続いたインドのカレー食でナンは一度も出てこなかった〉

 その日の夜行便で、計5日間サプライズばかりのインドを離れ、マレーシア・クアラルンプールに向かった。かなり気を付けていたお蔭ではあるとは思うが、お腹を初め、体調を全く崩すことなかったのは良かった、良かった・・・。

コメント
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