その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

米国東海岸旅行(3):美しい大学町 デラウエア州ニューアーク

2023-11-18 07:27:37 | 旅行 海外

旅行前半は、プライベートなイベントで、デラウエア州ニューアークに滞在しました。デラウエア州と聞いてもご存じな方は少ないと思いますが、アメリカ合衆国憲法を最初に批准した州で、車のナンバープレートには「First State」と誇らしげに書かれています。特筆すべきは、何故か買い物に付加価値税(消費税)がかからない。なので、近隣のペンシルベニア州やメリーランド州からわざわざ買い物に来る人も多いとか。

ニューアークはその中でも、アメリカによくある大学町で、州立のデラウエア大学を中心に形成されています。緑の芝生に煉瓦つくりの校舎が立ち並ぶ風景はいかにもアメリカの大学キャンパス。この時期は、紅葉の色がキャンパスにマッチして、町全体が紅葉に包まれているかのようでした。最初の2日間は、曇り・雨模様だったのは残念でしたが、湿った落ち葉とキャンパスもしっとりと落ち着いた良さがあります。


(最初の2日は曇り、雨だったのは残念)



(朝のキャンパス内の通り)

(校舎に侵入して、中から1枚)


(完全ピンボケですが、アメリカのキャンパスには必ずいるリス)

2日目夕刻からようやく雨が上がりました。瑞々しい空気の中の町は一段と美しさを増します。



(滞在2日目の夕刻からようやく雲が切れ始めました)


(夕暮れ時のキャンパスが美しい)


(街のメインストリート)


(もうクリスマスの装飾が始まっています)

丁度、退役軍人記念日を跨いでいたので、キャンパスや街のメインストリートには、記念の飾りがしてありました。TVでも戦争で国に命をささげた軍人さんたちの追悼イベントが報道されていて、至る所で「健全な」リスペクトの精神を感じます。戦争そのものへの屈折した記憶から軍隊・軍人に対する複雑な思いが残る日本との違いを感じます。


(キャンパスのメインの庭ではセレモニーが行われるようです)


(戦争犠牲者を悼んで星条旗の小旗が刺されていました)



(電柱に吊るされているのは町出身の戦争犠牲者たち。写真を撮っていたら、「貴方の知り合いなの?」と聞かれました)

 

初日の夜はキャンパス隣接のパブの一室が会合の会食会場だったのですが、週末近くとあってホールの方は若者で一杯。凄い騒ぎになってました。


(若さが羨ましい・・・)

 

3日目にしてようやく朝から青天。Amtrakに載って後半戦のニューヨークに向かいます。


(昔の駅舎?)


(長距離列車は1日2本のみ)

2022年11月9~11日

 

(つづく)

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