私にとって、このニューヨーク訪問でのMust Doイベント、セントラルパークでのジョギングを決行する時がやってきました。数々の米国映画やTVドラマのロケ地としてセントラルパークは登場し、そこをランニングする人々を見てきました。特に、秋の紅葉シーンの美しさは格別で、是非、そんな中を私も走ってみたいと思っていたのですが、ついにその日が。かなりハイな状態で、日曜日の朝、ホテルを飛び出します。
バスに乗って、公園到着。真っ青な青空の中、太陽がゆっくりと上がり始める最高の天気とタイミング。気温は5℃で、空気は冷たいですが、ジョギングには丁度いい感じです。走り出す前に少し歩くと、最盛期はやや過ぎた感じですが、紅葉が期待通り美しい。ニューヨークの喧騒が一瞬で消えて無くなくなり、違う場所に来たような静けさです。少し行くと、園内に既にスケートリンクが営業を開始していて、まだ9時前だというのに子供たちがスケートに夢中で歓声を上げているのが聞こえてきました。
(まだ太陽は低く、公園は殆ど影)
(朝日に照らされる紅葉が見事です)
(ビルとスケート場の組み合わせが、なんかニューヨーク)
この日のために日本からランニングウオッチGarminも持参。「さあ、走るぞ~」と、Garminのスタートボタンを押し、走り始めます。紅葉に染まった木々の下でのランニングは、ロンドン駐在時のハイドパークでのランニングを思い出されます。
公園内にはランニング・サイクリング用の周回コースが整備されていて、一周10キロという丁度良い距離です。適度なアップダウンもあってアクセント豊か。私のように一人で走る人、パートナーと一緒に走る人、犬を連れて走る人、友達とグループで走る人、様々なランナーが居ます。ランナーとすれ違うことはほとんどないので、皇居ランのように左回りが基本のようですね。
(段々と公園の光が増してきます)
(まだランナーはまばら)
(観光馬車も営業開始。馬車と競い合うランナーグループ)
(セントラルパークの北側を占める貯水池)
(ワンちゃんと一緒に走る。私も一緒に5kほどお供しました)
皇居ランのように凄い飛ばして走る人は少なく、ゆっくりマイペースで走って人が多い感じがします。旅先でのランでは、体力さえあればいつまでも走っていたいと思えるようなコースに出会うことがたまにありますが、セントラルパークは間違いなくその一つです。旅行者ならでははしゃいだ気持ちでのジョギングは、夢の中で走っているような感覚でした。
(一周後ゴール近く。一瞬、井の頭公園とも言えなくもない)
(Garminのランの軌跡)
うっすら汗を搔いた頃、1周10キロを55分で完走。実に気持ちのよい汗です。
ラン後にはコースでは通らない公園の内側の散歩道をウオーキングしました。10時過ぎると、訪れる人がどんどん増えてきましたし、露店や似顔絵屋さんが次々とオープン。公園はまた違った表情となってきます。印象派の絵に出てきそうな、休日の公園でした。
(モールと呼ばれるセントラルパークのメインストリート)
(絵画商も開店)
(小さな子供も楽しそう)
(W.シェイクスピアの像)
(われらが楽聖ベートーヴェン)
(アメリカに星条旗は欠かせません)
結局、11時頃まで、日曜朝のセントラルパークを満喫しました。
(付録)
ランニング後の腹ペコの状態でのランチ。これは凄かった。
2023年11月12日(日)