★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

窓の外の季節

2019年01月17日 08時40分54秒 | 徒然(つれづれ)
 定年ライフの書斎の窓から見える景色は変幻自在だ。

 暖冬ゆえに、その風景は頭の中で春や夏、秋のイメージにたやすく変換可能だ。
 晴れた空をバックに戸建てやマンションが建ち並び、私道や駐車場があり、枯木立や常緑樹が見える。
 日により時間により、空はその色を変え、家々の壁を照らす太陽も明るさの度合いを変える。

 冬晴れの白い陽光は、寒さを感じない室内からだと、めくるめく夏の日を思い出させる。
 朝の景色は晩春から初夏への、生暖かい季節のエアポケットを想像させる。
 黄昏前の青と灰色が微妙に交錯する景色は、晩夏から初秋のやるせない想いを喚起させる。

 冬の木枯らしや雪の景色だけは想像できない。
 寒さとか冬の暗いイメージが嫌いだからだろう。

 窓の外のイメージだけでなく、早く現実の春や夏が来ることを切に望むだけだ。
コメント
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