書籍の整理をしていたら懐かしい雑誌が出てきた。
大学時代に夢中になって読んだ『宝島』だ。
もちろんスティーブンソンの『宝島』ではなく、のちに宝島社となるJICC出版局発行のサブカル雑誌『宝島』だ。
1974年から77年までのピックアップだから、44、5年前のものだ。
古本屋に持っていけばいい値がつくだろうか。
パソコンもスマホも想像だにしなかったあの時代、先端の情報や流行は専門の雑誌から収集していた。
そんな雑誌こそが僕らの情報源だったのだ。
その代表格が『宝島』だった。
『平凡パンチ』や『プレイボーイ』より専門的、先鋭的で、そこはかとなくアカデミズムのスパイスが香っていた。
1973年『ワンダーランド』の誌名で創刊した当初はデカいグラフ誌サイズの贅沢さだったが、秋のオイルショックによる紙不足の影響で、1974年以降ポケットサイズのザラ紙仕様となった。
そんな粗末な仕様ながら、内容は当時の最先端サブカル情報のてんこ盛りで、僕らの知的好奇心を満たしてくれたものだ。
サブカルチャーという時代の流れをいろんな分野から検証しながら、遊びや雑学、著名人も適度に取り込み、当時のサブカル・インテリ層に受ける編集内容だ。
限られた誌面に細かい文字で、語り尽くせぬ情報を詰め込めるだけ詰め込もうという編集者の気迫や気概が溢れている。
今ページをめくっても当時のワクワク感が甦ってくるし、その内容も刺激的で色褪せることはない。
大学時代に夢中になって読んだ『宝島』だ。
もちろんスティーブンソンの『宝島』ではなく、のちに宝島社となるJICC出版局発行のサブカル雑誌『宝島』だ。
1974年から77年までのピックアップだから、44、5年前のものだ。
古本屋に持っていけばいい値がつくだろうか。
パソコンもスマホも想像だにしなかったあの時代、先端の情報や流行は専門の雑誌から収集していた。
そんな雑誌こそが僕らの情報源だったのだ。
その代表格が『宝島』だった。
『平凡パンチ』や『プレイボーイ』より専門的、先鋭的で、そこはかとなくアカデミズムのスパイスが香っていた。
1973年『ワンダーランド』の誌名で創刊した当初はデカいグラフ誌サイズの贅沢さだったが、秋のオイルショックによる紙不足の影響で、1974年以降ポケットサイズのザラ紙仕様となった。
そんな粗末な仕様ながら、内容は当時の最先端サブカル情報のてんこ盛りで、僕らの知的好奇心を満たしてくれたものだ。
サブカルチャーという時代の流れをいろんな分野から検証しながら、遊びや雑学、著名人も適度に取り込み、当時のサブカル・インテリ層に受ける編集内容だ。
限られた誌面に細かい文字で、語り尽くせぬ情報を詰め込めるだけ詰め込もうという編集者の気迫や気概が溢れている。
今ページをめくっても当時のワクワク感が甦ってくるし、その内容も刺激的で色褪せることはない。