映画は何度観るか

　映画鑑賞、それもネットでのB級映画鑑賞が私の趣味のひとつだ。
　映画館で観るのは5、6年に一度くらいだ。それもその映画が、余程私の趣味に合致し、出不精に打ち勝つほどの欲求にかられた時だ。

　人によっては、好きな映画は何度も観るという手合いがいる。
　あの映画は5回観たとか、10回も観たと自慢する。それも隔日とか週2とかの短いスパンでだ。

　私は1度観たら、2度とは観ない。
　10数年経ってから、ストーリーも忘れた頃に、たまたまネットで見かけて観ることはある。

　映画は1度観るとストーリーもわかるし、それなりに感動も得られる。
　当然、筋がわかった映画は面白さ半減以下だし、初見を超える感動など得られるはずもない。

　そこそこの代金を払ってまで、何度も観るメリットなどどこにあるのだろうか。
　見落としたディテールの部分や、前回の鑑賞後に人から指摘されたシーンなどを見返すためだろうか。
　まさか筋を忘れたとか、理解できなかったとか、初見の感動を再び、などではないだろう。

　しかしそんな人間が少なからずいるということは、好きだからと言われるとそれまでだが、それなりの理由があるのだろう。

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You're so beautiful !

　早朝から曇天の空模様だったので、日課の朝のウォーキングは断念。
　ルーチンを止めると、なんだか落ち着かないし、プチ罪悪感に苛まれる。
　毎日7、8km歩くわけなので、老体へのダメージを考慮して、たまの休息も必要と自身に言い聞かせる。

　世間はコロナ禍の混乱の中、ゴールデンウイークも最終日となり、外出自粛の延長で人々のメンタル面での疲弊が目立つ。
　SNSには批判や非難、誹謗中傷など、負のコメントが溢れ、自粛警察などという己の正義を他者へ押し付けるような行為も目立つ。

　しかし私の引きこもり生活にはほとんど影響はない。
　去年の今頃とほぼ同じような生活パターンだ。

　書斎の窓から見える初夏の空は、世間のコロナ禍をしばし忘れさせてくれる。
　私は懐古の森を散策し、思考の回廊を徘徊している。

　そこで拾った言葉を諸兄に捧げよう。
　私が唯一ネイティブっぽく発音できるフレーズだ。
　その昔NOVAの講師に、日本人離れした素晴らしい発音だと褒められた一節だ。

　You're so beautiful ! (ヨ～ソ～ビュリフォ～)

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