それぞれのブランチ

　朝のウォーキング途中の楽しみのひとつがブランチだ。
　年金生活ゆえ贅沢はできないので、利用するのはもっぱらファーストフード店、それも牛丼御三家がメインだ。
　これと決めたらそう簡単に浮気はしない私の性格ゆえ、その御三家ではそれぞれいつも食べるメニューは決まっている。

　吉野家はねぎだく牛丼だ。
　ねぎは玉ねぎで、牛丼の汁で甘辛く煮てあり、牛丼とは別容器でサーブされる。
　量も十分で、牛肉、紅ショウガ、ご飯とのコラボはまさにベストマリアージュだ。

　松屋はビビン丼だ。
　豚肉、キムチ、温泉玉子、キンピラごぼう、青ネギ、海苔のトッピングに、紅ショウガと味噌汁の油揚げとワカメを足して、下品に混ぜ合わせると、えもいえぬ旨さが出現する。

　すき家はサバ朝食に納豆をプラスだ。
　コスパ上々の品数で、ヘルシーな朝食メニューだ。

　だいたいこの3店のヘビロテに、たまに王将、松のやで変化をつけている。
　最近のファーストフードは、以前の安かろう不味かろうを完全に脱却して、それなりの品質と味を維持している。
　それでなくとも味音痴でノングルメの私には、コスパの面でも十分に満足のいくメニューだ。
　

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