王将女子社員

　ウォーキングの途中、久しぶりに王将に立ち寄った。
　開店時刻の11時チョイ過ぎに入店したので、一番乗りだ。
　外には持ち帰りの客が数人待っていた。

　入り口近くのカウンターの端に座り、餃子とカニ玉、生ビール中をオーダー。

　カウンター越しの目の前では、以前からいるベテラン風のオバちゃんに近いお姉ちゃん店員が、持ち帰り用の料理を仕分けしていた。
　そこに若い女子店員が来て、何やら話していた。
　その子も以前からいるが、当時はお姉ちゃん店員に指示されていたので、アルバイトの子だと思っていた。

　それが今日は逆にお姉ちゃん店員に指示を出している。
　ちょっと見ないうちに立場が逆転しているのだ。
　立ち居振る舞いも、以前のオドオドしたところがなくなり、心なしか堂々としているように見えた。

　多分その子は正社員で、お姉ちゃん店員はパートなのだろう。
　そしてその正社員の子はコロナ禍を通じて、精神的に成長し、社員としての自覚に目覚めたのだろう。

　ガンバレ、王将女子社員。
　

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