ウォーキングから帰宅すると、玄関の上り口に段ボール箱に詰めた大きな荷物が置いてある。
送り状を見ると東京の娘夫婦宛だ。
コロナ禍で帰省を自粛した娘夫婦に家内が正月用の食材を送るという。
はるか昔、大学生時代に下宿をしていた頃、なかなか帰省しない私に、田舎の両親が食品や日用品をみかん箱に詰めて送ってきたのを思い出した。
箱の中の荷物の上には、白い封筒が載っていた。
封筒の中には、達筆な親父の字で、大学はちゃんと行っているか、たまには帰ってこい、無駄使いするな、などという文面の手紙が入っていた。
たまに手紙と一緒に1万円札が入っていた時には、早速、無駄使いに出かけたものだ。
私たちの世代ではよく見かけた風物詩だ。
家内も同世代で同じような環境だったのでそんな経験があるはずだ。
しかし今時、我々の世代でそんなことをする親がいるのだろうか。
地元の名産品とかならわかるが、ありふれた食品や日用品だ。
世帯収入は娘夫婦のほうがはるかに多いはずだ。
逆に送ってほしいくらいだ。
余談になるが、ついでに王将のスタンプの景品の目覚まし時計や、懸賞で当たったポカポンゲームを、孫娘のために同梱したらどうかと提案するも、そんなガラクタ、迷惑するだけだと一蹴された。
送り状を見ると東京の娘夫婦宛だ。
コロナ禍で帰省を自粛した娘夫婦に家内が正月用の食材を送るという。
はるか昔、大学生時代に下宿をしていた頃、なかなか帰省しない私に、田舎の両親が食品や日用品をみかん箱に詰めて送ってきたのを思い出した。
箱の中の荷物の上には、白い封筒が載っていた。
封筒の中には、達筆な親父の字で、大学はちゃんと行っているか、たまには帰ってこい、無駄使いするな、などという文面の手紙が入っていた。
たまに手紙と一緒に1万円札が入っていた時には、早速、無駄使いに出かけたものだ。
私たちの世代ではよく見かけた風物詩だ。
家内も同世代で同じような環境だったのでそんな経験があるはずだ。
しかし今時、我々の世代でそんなことをする親がいるのだろうか。
地元の名産品とかならわかるが、ありふれた食品や日用品だ。
世帯収入は娘夫婦のほうがはるかに多いはずだ。
逆に送ってほしいくらいだ。
余談になるが、ついでに王将のスタンプの景品の目覚まし時計や、懸賞で当たったポカポンゲームを、孫娘のために同梱したらどうかと提案するも、そんなガラクタ、迷惑するだけだと一蹴された。
★★格調高い文学的な香りが漂うわけでは、もちろんなく、先端を行くスタイリッシュな文体でもなく、ハラハラ、ドキドキのジェットコースター感覚もなく、可もなく不可もなく、毎日無意識に食べるご飯のように、なんの抵抗もなく読める、そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。 狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。 小説の常識を覆すためにもぜひご一読、拡散を。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。