★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

懐かしのツギハギジーンズ

2023年06月29日 12時49分14秒 | 徒然(つれづれ)
 引きこもり年金生活のたそがれオヤジの普段着は、9割方ジーパンだ。
 子供の頃、ジーパンはマンボズボンと言われていた。
 それが時代と共にジーパン(Gパン)、ジーンズやデニム、そして今はまたジーパンと言われるようになった。

 私がジーパンを着用し始めたのは中学生の頃からだから、昭和42(1967)年頃からだ。
 当時はラッパズボン、いわゆるベルボトムタイプが主流で、その流行は私が大学生になるまで続いた。

 フォークソング全盛の頃は、裾幅が30cm以上の袴みたいなやつが流行った。
 大学生の私も30cmとはいかないまでも、幅広のベルボトムにパンタロンシューズというファッションだった。

 一時期、ツギハギジーンズというのが流行った。
 何本かの着古したジーンズを切り刻み、合体させ、縫製し直し、一本のジーンズにするのだ。

 専門店でも販売されていたが、一品物ゆえ、あまりに高価で、手が出なかった私は、夏休みに帰省した折に、自分や弟の古いジーンズを、母親の行きつけの洋裁店に持ち込み、ツギハギジーンズに仕立て直してもらった。

 出来上がりは納得のいくもので、当時所属していたフォークソング同好会の連中に、得意満面で見せびらかしていた。
 1ヵ月ほど毎日穿いて、だいぶ汗臭くなってきたので、下宿の洗濯機で洗うことにした。

 Tシャツや下着類と一緒に洗濯機に放り込んで、30分後くらいに洗濯が終わり、洗濯機のフタを開けて唖然とした。
 ツギハギジーンズは、無残にもバラバラになっていた。

 田舎の洋裁店には、ジーンズを縫製するような工業用ミシンがなく、また、ジーンズの縫製自体初めてだったらしく、他の衣料と同様の縫製をしていたようだ。それにしてもプロの仕事としてはお粗末だ。
 それ以来、ツギハギジーンズと私の縁は途絶えてしまった。


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