★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

下を向いて歩こう

2024年03月18日 12時12分30秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキング中、気がつけばいつも猫背気味に歩いている。
 それではいかん、と背筋を伸ばし、上向き加減に歩くようにしている。

 下を向いて歩くより、上を向いて歩くほうが、健全というイメージがあるよね。

 ほんとうにそうだろうか。

 下を向いて歩くほうが、道に落ちてるお金を見つけやすいじゃないか。
 上を向いて歩いている間に、落ちている100万円の札束を見逃しているかもしれないし。

 障害物も避けやすいよね。
 石や段差に躓いて、大怪我をしたら元も子もないしね。

 冗談はさておき、坂本九の『上を向いて歩こう』は、日本はおろか、世界的な大ヒット曲だ。

 アメリカのビルボートのヒットチャートで、1963年6月に第1位を獲得した。
 アメリカ人以外で英語以外の曲が、第1位を獲得したのは、1958年のイタリアの歌手ドメニコ・モドゥーニョの『ボラーレ』以来の快挙だ。

 坂本九の翌年の1964年4月に、ビートルズが第1位から第5位までを独占したけど、曲は英語だったよね。

『上を向いて歩こう』の歌詞だけど、これは単に道を歩くのではなく、人生を歩くという意味にもとれる。

 ♪ 上を向いて~歩こう~涙がこぼれないように~
 ♪ 幸せは~雲の上に~幸せは~空の上に~

 これは、上を向けば、悲しさや悔しさ、惨めさの涙も、一時的にはこぼれない、でも、幸せは手の届かない、雲の上、空の上にあるんだ、と歌っているように考えられる。
 上を見たらキリがない、もっと言えば、他人の幸せや富を妬んでもしょうがない、という意味が含まれているような気がするんだよね。

 人生、上を見て己の不幸を嘆くより、下を見て、自分は幸せなんだ、と思うほうが生きやすいよね。
 間違ってもらっては困るけど、自分より不幸せな人間を見て、優越感に浸るんじゃなくて、自分のささやかな幸せに感謝するんだね。
 
 私は、人生、下を向いて歩こうと言いたいのです。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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