老後なんて考えない

　朝のウォーキング中に、杖をついたり、手押し車を押す老人を見かける。
　たぶん80代くらいだろう。
　老化や病気が原因だろう。

　まだ、そうやって外を出歩けるうちはいい。
　自宅や病院で寝たきりになると、自身はもちろん、家族の負担は小さくない。

　私も今年古希で、遠からず彼らの年代になるはずなんだよね。
　そして病気のリスクは圧倒的に高まる。
　10年なんか思い返せば、あっという間だもんね。

　その時、杖をついたり、手押し車を押しているんだろうか。
　もしかして、寝たきりになっているかもしれないな。

　歳をとるということは、肉体的にも、経済的にも、恐怖以外の何ものでもない。
　若い頃は、わずかながらも、未来に期待することができたけど、古希寸前の今はそうはいかない。

　老い先短い将来について、考えれば考えるほど、落ち込むだけだ。
　将来のことなど、もう考えるのはよそう。
　生きている現在を儲けものと思うようにしよう。
　
　

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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