ちょうど4月の下旬から5月の中旬くらいまでの、春から初夏へと季節が移行する期間。
寒くもなく暑くもない、季節のエアポケットみたいな時期だ。
夏の夜明け前や、秋の夕暮れ時などもそうだ。
所謂、トワイライトタイムで、私の冠名と同じなんだよね。
その時期は、朝のウォーキング中に、緩やかでぬるい微風が頬を撫で、なんとなくやるせなく、懐かしい気分になるんだよね。
身体も、寒さや暑さに抵抗することなく、フワフワと無防備な解放感に酔いしれる。
まるで、母親の胎内の羊水に浮かぶ、胎児のような感覚。
脳裏に走馬灯のように浮かんでくるのは、遠い子供の頃の記憶や、忘れていた夢の断片だ。
そんなイメージを繋ぎ合わせたら、小説の1本でもものにできそうなんだけど、悲しいかな、帰宅するとそれらは忘却の彼方なんだよね。
そんな季節には、夏を短調の哀愁のメロディに乗せて歌う曲がピッタリだ。
たとえば「恋のバカンス」とか「夏の日の想い出」、「八月の濡れた砂」、「勝手にシンドバッド」、「太陽がいっぱい」などなど。
暑く明るい夏と、短調の物悲しさがミックスして、季節のエアポケットと妙にシンクロするんだよね。
ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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