台東区蔵前。
最近はおしゃれタウンとして注目を集めている場所。モノづくりの街としても知られ、いろんな工房やショップも多い。
でも私にとって蔵前といえば国技館の印象が強い。蔵前に国技館があったのは、昭和59年の秋場所まで。その後、隅田川の対岸(両国)へ移転し現在に至っている。
その蔵前国技館、外観が純和風の作りで、独特の雰囲気のある建物だったという(その頃は札幌在住の小学生だから行ったこともないし、見たこともない)
ここで大相撲はもちろん、ボクシングやプロレスの興行が数多く開催された。
正式に完成したのは昭和29年。その前に仮設の国技館として使われていたらしいが、それも入れて約35年しか、この地に国技館はなかったことになる。今の(両国)国技館が完成して間もなく35年。
蔵前国技館の跡地は東京都水道局の施設になっており、国技館があったことを示すものは特に見当たらない(見つけられなかった)。場所は蔵前警察署の真向かい、蔵前橋の西詰なので分かりやすいが、何とも殺風景ではある。
もう少しどうにかできなかったのか?そう思いますね。