虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

引き際を誤るな。

2019-01-15 06:32:22 | スポーツ

稀勢の里が連敗し、土俵人生が瀬戸際に追い込まれた。

この結果はほとんどの人々の想定内であったとも言える。

昨夜の段階では、本日(3日目)も土俵に上がるとのことだったが、内容を見る限り、またここまでの流れを見る限り、上昇カーブを描く気配はない。

横綱という地位と権威を汚さないために、退く選択をするタイミングであろう。すでに引退していてもよかったくらい(に私は思っています)。

本人や親方も延命でしかない現状はわかっているはず。親方も「もう無理だ。潔く辞めよう」と言えないのか。あの親方には無理かな。

返す返すも、先代の親方(鳴戸親方、元隆の里)がこの世にいれば・・・と思う。

本人がどれだけ望んだか知らないが、周囲に期待され、和製横綱への過度なる期待に何度も打ち砕かれそうになりながら、いろんな方の支援や贔屓目に見える願いに支えられ、横綱になった稀勢の里。

ある意味、気の毒であり、もし大関のままで同じような境遇を迎えたなら、今のように引退云々にはならず、地位を下げても相撲をとり続けることができる。

ただ現在は横綱である。地位に値しない実力ならば、土俵を去らねばならないのを再度認識すべき立場にある。

早晩、結論は出るだろうが、タイミングを誤らないでもらいたい。個人的には、お疲れ様でしたと言いたい。