毎日新聞より。
東京五輪・パラリンピックを1年後に控え、大会組織委員会と東京都などは26日、首都高速で2回目の大規模交通規制を実施した。この日は交通量が多い月末の金曜日。約40カ所の入り口を閉鎖した結果、午前中は混雑が見られたが、午後には緩和された。24日に続く2回目の試行を終え、関係者は「一定の効果があった」と強調しつつ、交通量を抑制、分散する交通需要マネジメント(TDM)の徹底を課題に挙げる。
26日は24日と比べて交通量が多く、午前4~8時の混雑状況は前年同期と比べ、5号池袋線下りで400%増えた。湾岸線は東行きで速度低下が見られたが、いずれも午後には緩和された。
都心を囲むように走る一般道の環状7号線の交差点118カ所では午前5時~正午、青信号の時間が短縮された。ただ、24日より短縮幅を減らしたため、外側の渋滞は短くなった。警視庁交通総務課の担当者は「さらに渋滞を緩和するには車の総量抑制が課題だ」と指摘する。
一方、国土交通省によると、最初の交通規制が行われた24日の首都高の交通量は前年同期比7.3%減。一般道も15カ所で同4%減にとどまり、組織委などが掲げる「最大30%削減」との目標には遠い。国交省の担当者は「在宅勤務などのテレワークや物流を抑える取り組みなどをもっと進めないと、目標達成は厳しい」と話した。
大会本番は、五輪関係車両が1日平均で7万台増える見込み。組織委は企業や官公庁にTDMを呼びかけてきたが、一般向けの周知も必要になる。<了>
高速道路も含め、関連するエリアの交通規制はある程度、仕方がないとしても、ここまで大々的にする必要はあるのだろうか?
庶民の経済活動を犠牲にしてまでオリンピックを開催する意義を改めて示すべきではないか。ほとんどの人たちは、納得してないように思えてならないし、私自身??ばかりである。
アベノミクスじゃないけど、雰囲気に流されてばかりいないか。東京のような巨大な都市の場合、開催のメリットも多いだろうが、デメリットも同じくらいか、それ以上あると思われる。そこに合意形成や理解を求める真摯な取り組みはあったのか。
今からでもそのような取り組み(協力に理解を求める姿勢)は必要だと思うのは、私だけではあるまい。