ここ数日、芸能関係(某事務所)の記者会見が相次いでいます。
その内容や、それぞれについての判断(評価)については、この場で論じる気はありませんが、どの人もどういう訳か涙を流している(泣いている)。
「情けなさ?」「ふがいなさ?」それとも「同情してほしい?」
それとも過度な緊張によるもの?
いろんな感情と思惑が去来しているのは間違いないが、そんな「情けない」自分も事実の姿である。
だから、反省すべき点は反省しつつ、極めて冷静に話すべきだと私は考える。
個人的な価値観・考え方ではありますが「泣いてる場合か?」と思った。
いずれの会見も、自らの行動や言動により、生じたものだ。
こういう場合は毅然とした態度であるべきだ。自らの非は認め、疑問に感じていること、納得していないこと、そして事実を自らの言葉で話すべきだろう。
私は芸能人ではないが、同様な事態(局面)になっても何ら動じることなく、会見に応じる自信があるし、そういう鍛錬をこの20年ほど続けている。10年継続したら、全く動じない心身になった(その意味では最強!)
だってすべて自分のことなんだし、自らの思ったこと、感じたことを誰かにおもねる必要はないのだから。最近流行りの「忖度」とは無縁で、対極のところにいます。
その点、今から30年以上前のビートたけしの会見(フライデー事件の関する会見)は、毅然とした態度で臨んでいた。
動画サイトでも見ることができるが、何ともあっぱれな姿で、何度見ても惚れ惚れする。決して悪びれるでもなく、かといって反省一辺倒でもない。「是々非々」で話しているのが印象的。それでいいのだ。
他人の評価を過度に気にし出すと、変な方向に行きがちなのも人間という生き物の厄介なところ。
時代背景も現代とは異なるとはいえ、そういう毅然とした態度は時代に左右されるものではないし、その人間の本質(本性)が表れるものだ。
とにかく腹の括れた(覚悟のできた)人間(=当時40歳のビートたけし)がそこにはいた。それに対して、土曜日のタレント2名、そして昨日の某事務所の社長の会見は…。あくまでも個人的な感想であります。
内容云々より、あの涙には興ざめしましたね。
予想はできていましたが、骨がないというか、だらしないというか。あくまでも私感ですので…。
クールな頭脳とホットな精神(肉体)がベストマッチングできる術を身につけた私には理解不能です。「鍛え方(精神鍛錬)が足らん!」と思いますね。
社会そのものが、甘ったれているのかもしれないですね。また甘やかす社会、もっと言えば「傷をなめ合う」世の中になってきているともいえます。
旧来の考え方かもしれないですが、もっと芯の通った人間じゃないと、社会に潰されるぞ!潰される前に潰さなきゃ生き残れないんだぞ!
これこそは人生観であり、哲学なのかもしれませんけどね。そういう意味では好戦的でありながら、他人を気にしない性格は得してますね。
毅然として、自信を持って生きようぜ!その方がラクだぞ!