23日、ホンダの主力車種「フィット」の新型車(4代目)が世界初公開された。
自動車雑誌の事前の情報(予測CGなど)より、よくまとまっているような気がしました。詳細はTMS(東京モーターショー)2019の会場で見てからと思っています。
このフィット、2001年6月に初代が登場し、まもなく大人気車種になります。長年販売台数でトップを維持していたカローラを追い抜き、2002年に国内販売台数1位を獲得。不動のポジションを確立します。
近年の国内市場は軽自動車が40%を超える販売台数で推移し、ホンダの主力車種であるフィットといえども以前のような勢いはなくなりました。その代わり、N-BOXが大人気で、見ない日がないほど走っています。
その状況下で登場した4代目フィット。国内市場(ユーザー)を意識したとホンダは話しています。販売開始は来年2月の予定だそうです。
このフィットに限ったことではないですが、代替わりってなかなか大変な作業ですよね。
・初代:志の高さや思いの強さで訴求する。ある意味、シンプルで分かりやすいコンセプト。
・2代目:初代の良いところを継承しながらリファイン。反面代わり映えしないという一面も。
・3代目:過去2代とは異なるロジックで展開。そのため、今までのユーザーやファンから反感を買うことも。
・4代目:過去のモデルを検証し、その時代に即したモデルに。※今回はここに該当します。
3代目は度重なるリコール(DCT=変速機に関連するものが多い)がケチをつけてしまいました。後期モデルは完成度も高くなり、なかなかいいクルマでしたが、イメージの悪さは払拭しきれなかったみたいですね。
今回も当初の予定から販売開始が遅くなるのは、電動パーキングブレーキの不具合(フランス企業の製品らしい)とかで、最初にその部品を搭載したN-WGNも製造が止まった状態だとか。その余波を新型フィットも受けた状態。そこで万全な状態で市場に出すことにしたようです。3代目の轍は踏まないように…。
4代目フィット、TMS2019で見てきてから、また書こうと思っています。※TMS2019は、10月下旬~11月初旬に行く予定です。