画像は日産キューブ(Z12型、2代目)である。
このクルマ、今年12月をもって生産が終了されるという。
初代(Z11型)モデルは一世を風靡し、かなりの人気車種になりました。それを受けた2代目は(先日の話題じゃないですが)人気モデルの踏襲という無難な線でまとめてきた。
走りが云々というクルマではなく、5ナンバーサイズながら満足できる広さを持ち、タウンユースでの使い勝手もなかなかなもの。ただ昨今の燃費性能に対する対応が遅れ、あまり見向きもされないクルマになってしまった。
日産のHPで調べてみると、展示車も試乗車もないらしい。末期モデルだから、仕方がないんだけど。
ノートのマイナーチェンジでブレイクした日産自慢の「E-power」を搭載したら結構面白かったのに…。個人的にはしっかり熟成したり、モデルチェンジしながら育てたら、もっと人気が出るクルマだったと思っています。
今の日産には主力車種(ノート、セレナ、エクストレイル)で食いつなぐしかないのが現状。大きくモデルチェンジすることなく、小変更でどうにか凌いでいる印象しかないし、将来の展望が描きにくい日本市場をかなり軽視しているのは確かだ。
そこにゴーン騒動に端を発する経営の問題が生じ、自動車会社なのに、クルマどころではないのだろう。何ともお粗末な話である。
キューブに話を戻すと、メーカーがしっかり手直しや手入れをしていれば、トヨタのJPN TAXIみたいな用途にも発展できたはず。なんとも惜しいよなぁって思います。
今はノーカー(No-Car)の生活ですが、もしクルマを所有するのなら、キューブのような使い勝手のいいクルマもいいなぁって、本気で思っているくらい。
クルマをツール(生活道具、用品)として扱う向きにはなかなかの資質を持っているけどねぇ。日産ディーラーには展示車も試乗車もないようだから、大きめの中古車屋で現物を見てこようかなぁ。
その前に最終版のカタログかな?もうディーラーに在庫が無かったりして…。