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木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

信州へ その4

2008-10-03 21:43:22 | 故郷信州にて
長野へ

信州への旅(?)もいよいよ最終日
本当は 「秋の気配漂う高原の散策」 と行きたかったが、雨も予想されていたので長野へ


長野と言えば やはり善光寺さん



遠足か総合学習で訪れている小学生を見て、「今日は平日だ」と妻と顔を見合わせ「にたり!」



山門にも登ってみた。
善光寺さんに参ったのは実に33年ぶり。幼い頃より高校時代までは何度か来ているがその後は長野までは来ても善光寺に参ることはなかった。



本堂は昔のまま(あたりまえ)。でも境内の雰囲気はだいぶ変わってしまったような。
山門も昔は登れなかった。鳩の巣になっていたらしい。
来年は7年に1度の前立本尊の御開帳。さぞにぎわうことだろう。


そして、長野に来た一番の目的はこれ。



善光寺の横の信濃美術館でひらかれている。
会場には、1860年から現在までの名作といわれる木の椅子が130数点並べられていた。おなじ椅子でありながらよくもこれだけのデザインが考えられるものだと思う。中でも1860年にミヒャエル・トーネットによってデザインされたロッキングチェア(展覧会案内板の左最上段に描かれている物)の優雅さは印象に残った。どの椅子も座ることができなかったのが残念であったが・・・。

美術館では、第6回暮らしの中の木の椅子展 も開かれていた。こちらは隔年に開催されている公募展で、入賞・入選作品が自由に座ることができるように展示されていた。そこで、靴を脱ぎ、端から椅子に座ってみたが・・・。
中には座っても大丈夫だろうか、と思われるような椅子もあり、それにはやはり「腰掛け禁止」の札がかけられていた。

この四月から椅子を6脚ほど作ってきた。いろいろ考えて図面を引き、作ってはまた図面を引き直し・・・かなりの時間を椅子作りに費やしてきた。座り心地とデザイン、強度・・・それらをどう考えたらよいか、何かヒントがこの展覧会で得られば、と思ったが、ますますわからなくなってきた。
コメント (1)
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