木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

キッチンワゴン 組立

2009-01-24 22:35:07 | 木工
本体の組立にかかりました。
構造と仕口を考える段階で考えてはいるのですが・・・組立の順序を間違えると組めないなんてこともあります。

組立の前には、使わない道具は片付け、床や作業台の上をきれいにします。
忘れている事はないか、ちゃんとほぞが入ってくれるか、何度やっても少し緊張しますね。


まず仕切り板に抽斗の棚口桟と受け桟を嵌めます。受け桟は、帆立の反りや収縮に対応できるよう、接着はせず木ねじで止めました。
帆立側に背板の桟だけ嵌めておきます。

それを帆立(側板)に嵌めます。


抽斗受け桟を取り付け、背板を嵌めて


もう一方の帆立を嵌めます。
背板の桟のほぞ一つで止まっているだけなので、写真を撮っているどころではないのですが・・・。


ひっくり返して台輪を嵌めます。9枚のほぞを一度に入れます。
のりの乾きが早いのでゆっくりしていると大変なことになります。


何とか入ったようです。はみ出たのりは刷毛に水をつけて固まる前に拭き取ります。


天板を載せて・・・・天板には鍋敷きの陶板を嵌め込む作業が残っているので、のりは付けず、はずせるようにしています。


はたがねで締め付けます。ここまでくるとやれやれです。


折りたたみ部分の天板は2枚矧ぎにし、反り止めに蟻桟を入れました。
コメント
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