木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

釣り竿の柄

2009-05-14 22:01:48 | 木工
五稜箸の拭き漆の合間を縫って釣り竿の柄を削りました。


竿の先が痛まないように、薄紙を巻いておきます。


角材には円を描き、これを目安に削ります。


削り台に乗せ、角を削り


八角形にし


さらに、十六角形、三十二角形・・・のつもりで削ります。


内丸鉋で角を取り滑らかにします。


最後は調子を低くした平鉋で削り、逆目を止めて仕上げます。


柄の先と元は小刀で削ります。竿に傷つけないよう、テープで養生し慎重に削ります。


最後に紙ヤスリで磨いて完成。

塗装は、釣り竿なのでウレタン塗装にしました。

ウレタン塗装は久しぶりです。
10年ほど前に購入したものですが、瓶に小分けにしておいたのでまだ大丈夫。


サイディングシーラーで下塗りし、一液性のウレタン塗料で上塗りをしました。
久しぶりに嗅ぐシンナーの臭いは強烈でした。



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コメント
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