木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

研ぎ

2011-01-11 22:09:53 | 
研ぎ、と言っても今回は刃物ではありません。漆の研ぎです。
ここ数日は、コースター、五稜箸と研ぎが続いていました。

コースターの研ぎも大詰め。

裏と縁を研いで。


表の溝の中を研いで。


表の平面を研いで、研ぎがすべて完了。ここからは漆の拭き重ねです。

漆風呂で乾かしていたものを取り出そうとすると、なぜかべたつく。まだ漆が乾いていないのか?と驚いてよく見ると、

漆ではなく親指から血が・・・・。
耐水ペーパーをつかんでいた指先の皮がすり減り血がにじんでいたのです。

しかし、これぐらいでひるんではいられません。

絆創膏を貼って、次は五稜箸の研ぎ。


なんとか五稜箸の研ぎも完了。


こちらも漆を塗り、綿布で拭き取りの工程に入りました。
捨て摺りの研ぎの工程が終わるとちょっとホッとします。

夕方から、お届け物があり婆佐羅さんへ。お渡ししてすぐ帰るつもりでしたが・・・

こんなものを見つけてしまいました。柿右衛門手花鳥文盤皿、直径14cm程の皿ですが、形といい、絵柄といい心惹かれるものがありました。

そしてもう一つは・・・

この小鳥。私は雀だと思ったのですが、雲雀という説や、妻や娘は鴨みたいと言うし、なにやらよくわからないのですが、
この何とも言えない表情が実に良いですね。


心和ませてくれます。


コメント (4)
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