満寿田さんより、漆風呂の加湿器やヒーターについてのご質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。
まず、ヒーターですが、
木芸舎を主宰する今野さんにお願いして入手した、パネルヒーターを使っています。ウオーターベッド用に開発されたものと聞いています。
このヒーターはなかなかの優れもので、温度管理が正確にできます。
これが温度センサー。これを漆風呂の中の温度を測定する場所におきます。
このコントローラーで温度調整をするとその温度に保ってくれます。
幸い調整温度が20℃からになっていますので、そこに合わせて使っています。
ワット数も300Wあり、放熱面積が広いのも使いやすいです。
次に加湿ですが、
コンテナーに硫安の飽和水溶液を入れ、布をかけて水分を吸い上げ、蒸発しやすくしたものを風呂内に置きます。
硫安の飽和水溶液は、湿度が80%を越えると空気中の水分を吸い、80%より下がると水分を出して、湿度を80%に保ってくれる働きがあります。
ただ、風呂が大きいので、飽和水溶液の量を多くしなければならないのと、空気の循環が必要になります。
そこで、ヒーターが入る寒い間は、ヒータの上、水を張り蒸発しやすいよう布をかけたバットをおきます。
ヒーターが入ると水も温められて蒸発が進み、また、暖められた空気による風呂内の自然対流で、風呂内がほぼ80%に保たれます。
湿度が高くなりすぎる時はバットを部分的にヒーターからずらす事により調整できます。
温・湿度の監視には、風呂内に精密温湿度計をおいていますが、風呂の戸を開けないと見られないので、
通常は、この室内、室外温湿度計で確認しています。
ヒーターの奧にあるのは空気清浄機です。
埃を取りつつ、空気を循環させるのが目的でしたが、ヒーターが入っている間は、あまり必要ありません。
この、温・湿度管理については、小生の漆の師でもある、豊島清氏の開発した小型漆風呂の原理を応用させていただいています。
詳しくは、豊島清・愛子著「漆塗り~その美しさと実用と科学~」をご覧下さい。
まず、ヒーターですが、
木芸舎を主宰する今野さんにお願いして入手した、パネルヒーターを使っています。ウオーターベッド用に開発されたものと聞いています。
このヒーターはなかなかの優れもので、温度管理が正確にできます。
これが温度センサー。これを漆風呂の中の温度を測定する場所におきます。
このコントローラーで温度調整をするとその温度に保ってくれます。
幸い調整温度が20℃からになっていますので、そこに合わせて使っています。
ワット数も300Wあり、放熱面積が広いのも使いやすいです。
次に加湿ですが、
コンテナーに硫安の飽和水溶液を入れ、布をかけて水分を吸い上げ、蒸発しやすくしたものを風呂内に置きます。
硫安の飽和水溶液は、湿度が80%を越えると空気中の水分を吸い、80%より下がると水分を出して、湿度を80%に保ってくれる働きがあります。
ただ、風呂が大きいので、飽和水溶液の量を多くしなければならないのと、空気の循環が必要になります。
そこで、ヒーターが入る寒い間は、ヒータの上、水を張り蒸発しやすいよう布をかけたバットをおきます。
ヒーターが入ると水も温められて蒸発が進み、また、暖められた空気による風呂内の自然対流で、風呂内がほぼ80%に保たれます。
湿度が高くなりすぎる時はバットを部分的にヒーターからずらす事により調整できます。
温・湿度の監視には、風呂内に精密温湿度計をおいていますが、風呂の戸を開けないと見られないので、
通常は、この室内、室外温湿度計で確認しています。
ヒーターの奧にあるのは空気清浄機です。
埃を取りつつ、空気を循環させるのが目的でしたが、ヒーターが入っている間は、あまり必要ありません。
この、温・湿度管理については、小生の漆の師でもある、豊島清氏の開発した小型漆風呂の原理を応用させていただいています。
詳しくは、豊島清・愛子著「漆塗り~その美しさと実用と科学~」をご覧下さい。