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木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

二人展に向けて

2012-03-19 22:03:18 | 木工
二人展に向けての制作が続きます。

「曲げ輪っぱ」もやっと内側の上塗り。今回は赤呂(くろめ漆)の塗り立てで、ややマットな仕上げにしてみました。
上塗りで一番厄介なのが埃対策。
しばらく木地の仕事は止め、部屋もきれいにし、刷毛や漆のゴミも徹底して取り除きました。
それでも付く埃は節上げをします。極細の筆を使って、埃を一つ一つ拾い上げます。
3時間ほど集中してやると肩がパンパンに凝ってきます。



こちらは合鹿椀の上塗り。やはりくろめ漆の塗り立てです。



曲げ輪っぱの弁当箱、さらに7組追加をしました。
あと2~3回拭漆を重ね、隅錆をして中塗り、上塗り・・・・間に合うのでしょうか・・?



昨日からは、三段小抽斗の制作に取りかかりました。
材はケンポ梨。



慌てて仕事をするとろくなことはなく、2度も寸法間違いをしでかし、部材を作り直し・・・。
でも、木取りから始めて、なんとか1日半で刻みまで完了しました。
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