木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

小抽斗

2012-03-20 22:19:34 | 木工
小抽斗の制作が続きます。

部材に仕上げの鉋掛け。
天板は、両端を少し反らせました。
反らせたと言っても1mmほどですが、平鉋では削れないので、浅い反り台の小鉋で削りました。



面を取り、軽く木地磨きをしてから組み立て。
仕切り桟を先に接着してから全体を組み立てます。




組み立て完了。板厚は10mmです。



引き出しには、この桐を使って木取ります。
2年ほど屋根にのせて雨に打たせたので、アクもよく抜けています。



幅が30cm以上、厚さが3cm近くある桐の板でしたが、節をのぞいてほぼ全部使ってしまいました。
抽斗を作ると、必要な部材の多さにいつもビックリさせられます。
木釘もまた、200本近く削らねばなりません。

コメント
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