木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

疋田さんの工房におじゃましました。

2012-11-27 22:24:46 | 木工
日曜日、木竹部会でお世話になっている疋田さんの工房に寄せていただきました。
お寺の仏具の作られている工房がある場所は、京都市の西の山の上。



本願寺などの大きなお寺の須弥壇などの大きなものから厨子まで、お寺の中で見られるほとんどのものの木地を作っておられます。
形も、平面で構成されるものばかりでなく丸いものや曲面で構成されるものが多いのもその特長です。
それら、数限りない部材から組立てられ、しかもその部材をすべてバラして次の工程である塗りに回されると聞き、何か気が遠くなる思いがしました。
そのお仕事をしながら、休日や仕事外の時間を使って伝統工芸展に出品されているあの素晴らしい作品を作られているのです。



工房の一画には、作られた厨子や卓が置かれていましたが、その精巧さと木の杢の美しさには思わずため息が・・・。



仕事の仕方や、道具一つ一つにも使う目的に応じての工夫がなされ、見ること聞くことすべてが驚きと勉強になることばかり。
昼食を食べるのも忘れて聞かせていただきました。

学んだことはこれからの制作に生かして行きたいと思います。大変貴重で有意義な時間を本当にありがとうございました。

コメント
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