木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

全国煎茶道大会

2018-05-19 22:10:37 | 煎茶


恒例の全国煎茶道大会が開かれ、朝から行ってきました。
数日前までは雨の予報でしたが、朝方には雨は上がり雲の間から日差しも覗く天気になりました。
朝から沢山の人がみえ、いつも静かな萬福寺境内もこの日ばかりは大変賑わっていました。
煎茶工芸展もこの全国大会の中で開かれているのですが、先ず向かったのは、美風流のお席。


今回のお席は「陰陽五行」をテーマに設えられているとのことですが、控え室からお席に向かう廊下に飾られているのは筮竹や算木でしょうか。


妻と私が入ったお席は「青、赤、黄、白、黒」五色の内の赤のお席。
赤い絨毯のお席の回りに5人が座り、目の前でお話しを伺いながらお手間を拝見しました。
特別に作ってもらったという新茶も大変美味しくいただきました。
お道具も着物も赤で揃えられ、灯された蝋燭の「火」に浮かぶ赤の雰囲気も良いものですね。


家元のお父さんが焼かれたお茶碗には、家元が書かれた「升」の文字と「地風升」の三文字が。
易で用いられる六十四卦の一つということですが、また調べてみたいと思います。因みに妻の使った茶碗に書かれていたのは「沢地萃」でした。
本当は「青」のお席に入るはずでしたが、急きょ「赤」のお席に入ることになったこと、そしてこのお茶碗の文字・・・
なにかそこに意味があるようで・・・そのミステリーがまた楽しいですね。

お席はこの他、

「青」=「木」


「黄」=「土」


「白」=「金」


「黒」=「水」
のお席が。
お世話になっている「文人趣味サロン」で陰陽五行思想について学んで行けるのも楽しみです。

その後、煎茶工芸展の会場へ。
全国から見えられている作家の皆さんやお世話になっている煎茶の先生方にもお目にかかれ、有意義なひとときを過ごすことができました。

全国煎茶道大会と煎茶工芸展は明日も開かれます。
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