木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

屋久杉十角箱

2011-06-21 22:25:36 | 木工
屋久杉の十角箱に挑戦

まずは、手頃なタモの端材板で試作を兼ねて定規の作成。何とか角度が合いました。


身の側板に貼る黒柿の鉋削り。厚さ約1mmです。


黒柿を貼った側板を所定の角度に合わせて切断


角度の確認は組んでみます。良いようです。


雇核を入れる溝と底板を嵌める溝を突き、木口を正確に仕上げます。


組む前に拭漆をしておきます。


漆が乾いたら水研ぎ。3回ほど研ぎます。


その間に蓋の天板の内刳り。鑿と豆鉋を使い、木目を飛ばさないように慎重に掘ります。


こちらも組む前に拭漆をある程度まで仕上げておきます。
今日は湿度が高いので、漆もあっという間に乾いてしまいました。


三線の棹の拭漆も10数回を重ね、だいぶ仕上がってきました。
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4 コメント

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Unknown (ようじ)
2011-06-22 22:46:57
趣味で木工をやっている者ですが、木口台を削ることなく材を削るには、どうすればよいのでしょう?
留台を使用中、どうしても台に刃が引っかかり、困っています。
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Unknown (ichi)
2011-06-22 23:25:00
コメントありがとうございます。
台に刃が引っかかるというのは、刃の調子が高すぎ(刃が出すぎている)のではないでしょうか。
私も木口台を削ってしまうことはありますが、最後の一鉋でわずかに削れる程度です。それと鉋台の下端の当たり具合も関係しているかもわかりません。実際に拝見していないのではっきりしたことは申し上げられませんが・・・。
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Unknown (ようじ)
2011-10-01 23:34:45
アドバイスありがとうございます。いろいろな本を参考に試してはいるのですが、なかなかうまくいかないものです。
よろしければ、木口台用の鉋の下端の形を教えて頂けないでしょうか。
一応、三点接地でやってるつもりなのですが・・
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Unknown (ichi)
2011-10-02 22:29:21
削る材により使う鉋を換えることはありますが、特に木口用の鉋を決めているわけではありません。ですからごく普通の下端のままです。ちなみに使う鉋は一枚刃の小がんな(刃幅54mm~60mm程度のもの)で、良く研ぎ、木口でも薄い鉋屑が出るように刃の出を調整しています。
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