木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

沼田砥

2009-04-30 20:41:36 | 道具
先日ちょっとブログに書いた、沼田砥
インターネットオークションで見つけ、落札しました。

届いた石はこれ

まさに凝灰岩!という感じの石です。
昔田舎にあった石とはちょっと違うような・・・

でも、

こんなラベルが貼ってありましたから、正真正銘の「沼田砥」

面を出すと・・

こんなので本当に研げるのだろうか、と鉋を当ててみると・・・
見かけによらず大変具合がよい。
青砥よりちょっと荒く、だいぶ硬く、2000番の人造砥石と青砥とのつなぎにちょうど良い。
この夏、田舎へ帰省した時、現地へ行って調べてみる価値ありです。
ちなみにこの沼田砥がとれた南牧村の砥沢は私の田舎から山一つ越したところ。
この山一つが大変なのですが・・・。

テーブルの拭き漆は

漆を塗って乾かし、水研ぎ。 その繰り返しが続きます。


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2 コメント

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沼田!? (suna)
2009-04-30 21:09:04
沼田というので尾瀬口の沼田と思いましたが違いますね、何で沼田なのですか、表面は栃木の大谷石見たいですね
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Re:沼田!? (ichi)
2009-04-30 22:24:11
村松貞次郎著の「大工道具の歴史」によりますと、南牧村の砥沢で採掘された石が、江戸時代に沼田市近郊で採れた「沼田砥」によく似ていたところから「沼田砥」と言う名で販売していたということらしいです。
この砥沢では他に虎砥、砥沢砥などの砥石も採れたようです。
返信する

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