木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

桑抽斗 続き

2012-08-04 22:57:10 | 木工
桑抽斗の制作

前板には杢の綺麗な部分を選びました。



側板、先板、底板には桐を使いました。



各板の刻みが完了。側板と先板は三枚組みにしました。



つまみは黒柿で作りました。やや丸みを付けて、持ちやすいように内側を削りました。



接合には糊と木釘を使います。木釘は卯木を削り、糠で炒ります。



糊を付けて左手でしっかり固定しながら右手で錐をもんで下穴をあけ、
先に糊を少し付けた木釘を打ち込みます。



打った木釘の頭は釘挽鋸で切ります。



底板も木釘で打ち付けます。



糊が乾いてから、仕上げ削りをします。



組立が完了しました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桑小抽斗 | トップ | アームチェア »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

木工」カテゴリの最新記事