木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

スピーカーグリル

2011-01-08 21:49:48 | 木工
スピーカーグリルの制作にかかりました。

まず、グリルに合わせてサランネットを切ります。


ネットを固定するには普通はホッチキスを使いますが、枠を細くするために硬い木を使ったため、小さな針では入ってくれません。
そこで、薄いアルミ板を使い釘で止めることにしました。


問題は、サランネットをいかに均一に貼るかでしたが、両面テープで借り止めする事を思いつきました。


これが大成功。ネットを強く張ってもしっかり借り止めできました。


アルミ板を釘で止めて固定し、グリルは完成。
次は、スピーカーへの取り付け。


バッフルに磁石を埋め込み、ネットを外してもあまり気にならないようにしました。


折り返した部分が少し気になりますが、これでしっかりグリルが固定できました。
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雪景色

2011-01-07 22:32:06 | 

朝、家を出る時はちらちらしている程度の雪でしたが、炭山の工房に着いて裏の戸を開けると、そこは雪景色。


朝日に輝いて何とも美しい。


しばし見とれていましたが、さすがに寒い。

ストーブをつけ、作業開始。
菓子箸を240番の耐水ペーパーで水研ぎ。


はじめに、完成間近な漆塗りインシュレーターのモスリン拭きをして。


菓子箸に漆を塗りました。漆は新潟産の生漆を使っています。
この漆をお世話くださった新潟の渡辺勘太郎さんが昨年亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

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コースター拭漆

2011-01-06 21:27:05 | 


年末に捨て摺りをしておいたコースターの研ぎをしました。 
1回目の研ぎは240番の耐水ペーパーを使います。
ペーパーを巻くあて木は、平面の出ている硬いものを使い、コースターの平面をくずさないようにします。


裏と縁を研ぎ、


表の溝を研いで、


最後に表を研ぎます。


すべて研ぎ上げて、


漆を塗ります。余分な漆をヘラでしごいて取りながら、導管の中に漆を摺り込みます。
枚数が多いので、ここまでたっぷり1日かかってしまいました。

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2011-01-05 22:07:25 | 工房
一木一優のAさんから、「薪を自由に持って行ってください」という所がある。という情報が入りました。
薪の蓄えが、例年通り4月の初旬まではちょっと足りそうもなかったので、早速滋賀県まで取りに行って来ました。


帰り道には、前から取りにおいでと言っていただいているゴルフ場にも寄って来ました。
乾燥している材も多く、これで安心してストーブを焚くことができます。
Aさん、ゴルフ場のOさん、ありがとうございました。
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五稜箸 菓子箸

2011-01-04 22:02:46 | 木工


今回は、17膳分を削りました。最後の1面を削るとともに、最終の仕上げ削りをして太さを揃えます。
先から頭部まで全体が揃うように、注意を払って削ります。


通常の五稜箸より先を太めにします。先の太さはほぼ揃いました。


こちらは頭部。木目を揃えたペアーごとに番号を打っています。
頭もすべて揃えました。もちろん0.2~0.3mm程度の誤差はあると思いますが・・・。


この後、頭部を削ってからは番号が書けないので、ペアーをくずさないように注意しながら作業を進めます。

鉋削りが完了したら捨て摺りです。

十分生漆を吸い込ませ、刷毛でならして風呂で乾かします。この時点で拭き取りはしません。
しっかり乾かした後、研ぎにかかります。

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仕事始め

2011-01-02 23:31:27 | 木工
今日から仕事始め。

煎茶の黄檗売茶流家元から注文をいただいた、菓子用五稜箸の制作にかかりました。


木取りをして乾燥させておいた材の一面を平らに削り、これを基準面とします。


前回作らせていただいたものより先を太く、と言うことでしたので、治具を作り直しました。


左が前回のものと同程度の太さの箸先。
何種類か作って見て太さを決めます。


実際に使ってみると太さの違いで、握りやすさが微妙に変わってきます。

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謹賀新年

2011-01-01 12:24:19 | その他
あけましておめでとうございます。
 


本年最初の写真は、お正月らしく、我が家のおせち料理とお雑煮です。

昔ながらのささやかなおせちですが、妻と娘が作りました。
盛りつけてある重箱、お雑煮の、箸などは小生の作です。
黒豆の器などの陶器やガラスは、婆佐羅さんで求めた伊万里焼きのなます皿など。
同じものでも、器が変わるだけでずいぶん気持ちを豊かにしてくれます。

使うことでちょっと生活を豊かな気分にしてくれる、そんなものを作っていきたいと思います。

本年も、どうぞよろしくお願いします。
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