木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

五稜箸木地削り

2011-04-03 22:02:03 | 木工
中断していた五稜箸の木地を削りました。


これで、5面の削りが完了。ここまでは治具を使い、各面とも鉋でほぼ平面に仕上げてあります。


ここからは治具を使わず、手で加減しながら鉋で先を削って仕上げます。


やや膨らみを持たせながら先を細く削って仕上げます。もちろん、先まで断面は五角形に仕上げます。


右の2本が削る前。左が仕上げ削り後の箸先。


最後に頭部を仕上げて木地の削りが完了。
漆の工程に入ります。

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短冊箱

2011-04-02 22:51:07 | 木工
4月に入り、大災害と原発事故から3週間。いろんな思いを抱きながらも仕事は進めています。


内箱の製作。今回も茶神代杉を使いました。


組立が終わり、仕上げ削りをしていると・・・
なんと、蟻ほぞを掘った際、力を入れすぎて深めに入ってしまった鑿の跡が出てきてしまいました。
仕方がないので、もう一度作り直し。


ところが・・・仕口の加工が済み、仮組みしようとすると・・・・なんと、今度は寸法間違い・・・・
どうも集中力が弱っているようです。


1からまた作り直しです。


留め(45度)は、留め木口台上で留め削り鉋と5分の鑿で仕上げます。


底板の厚みは、3.5mm。


今回は、いつもより慎重に作業を進めました。


糊を入れて組み立てた後の固定はゴムバンドを使いました。


神代欅の覆輪を貼り、


やっと完成。2段の重ね箱です。


外箱の蓋の内側と、底板の拭漆。

コメント (4)
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