父の誕生日

父の誕生日



7月4日がもうすぐだ。
父の誕生日である。

父も72歳になった。
私も今年で40歳になる。


考えてみると、40歳になる前くらいから、父は職場の異動をしていない。
国家公務員だったことを考えると異例な話だ。


おかげさまで、
幼稚園の年中から大学卒業まで、一つのところに実家があり、地元がある。


今思うと、父の思いがなければできないこと。
そう思う。


親の選択により、子供の人生は左右され、様々な影響を受けて行く。
父が異動をしなかったおかげで、なんとか私は気弱な少年時代を乗り切れたのかもしれない。
感謝をしなければね。


人間は慣れる。
その時に与えられている環境に慣れ、もっと楽をしようとする。



なれると同時に、どうしても感謝を忘れてしまいがち。
感謝を感じとる心をもたなければいけない。


年を経るにつれて、いろんなことに気がついて行く。
まだ、両親が生きているうちに、こうしたことに気がつけて、良かった。
まだまだ、たくさん気がつくだろう。


父にありがとうというのは照れくさいけれども、
すれ違いが多く、ゆっくり話をしてこなかった父に、いつかお礼をいいたいものだ。


子育てして思う。
じぶんがいかに、親不孝な育てにくい子供であったかを。
本当に、今の自分があるのが綱渡りの結果で、いろんな人に助けられて今の自分が存在することを。


考えれば考えるほどに
やはり、感謝は大切。
気がつかないところで、だれかに支えられている。
気がつける心をもたなければね