昨夜は、長い時間一定の強さで雨が屋根や地面に叩き落ちる音で目が覚めました。災害にあった所の人たちが、長時間バケツをひっくり返したようにと、ニュースの中で言っていたのはこういう具合だったのかなと思いました。
さぞやその辺りは水浸しになっていることだろうと、起きてすぐにまだ薄暗い中を、畑や低いところを見て回ったのですが、ちっちゃな水たまりが数カ所あっただけで、畑もどこも冠水しているような所はありませんでした。
雨が屋根をたたき、しぶきが上がっているところを撮ろうとしたのですが、まだ薄暗かったし、私の頭も起きたばかりで、このような状態だったのか、ピンぼけしてしまいました。この写真は私の脳内を撮ったようなものです。
数年前に掘った穴です。細長くなっていますが、手前の長くのびた方は、穴が深くなったので、掘り上げた土をひとまず置いておける深さまでに掘り下げた部分です。穴はあぶないので、もみ殻を入れてあります。
もみ殻の底の方は雨水がたまっているでしょうが、まだ上の辺りまでは来ていないようですから、これから台風がきても畑の冠水はやや大丈夫かなと思っています。
降る前の写真ですが、ネギは溝を掘り下げて植えかえたあとで、たっぷりと化成肥料と堆肥と燻炭をいれてやりました。今度の雨で、吸収しやすくなったのではないかと思います。近いうちに土をもどしてやろうと思います。
藁などを入れることもありますが、なぜなのか分かりません。たぶん、シャベルを使わなくても引き抜けるように、つまり戻した土が硬くしまらないようにだろうと言う人がいます。どうりで、引っ張るとスッと抜けますね。
昨日は大仕事をしたので、今日は疲れてもいないのですが、雨で何もできませんから、ゆっくりと休んでいます。今日は少しは本を詠むことができました。読書の最大の敵は眠気です。眠たい。ねぶたい。ネブタ。
こういう、小石などがあるところは、刈り払い機で芝を刈り取るのは大変です。高速回転している刃がぶつかり、火花がでます。
ですので、刃を取り替え、プラスチックの紐が付いたものを付けて、それを回転させて芝を薙ぎきります。すると、石も傷つきませんし、けっこう細かなところまで残さずに切ることができます。
一日一村
ででむしやその角文字(つのもじ)のにじり書き
排 句
ででむしや角だせ槍だせ目玉だせ
この雨は敵意ありそな槍の雨
今日の吾猫と同じじゃすることなし
良いときに庭の仕事をしたものだ
隙をみて畑耕ししてやったり
雨の間に蝉は元気に鳴いており
彼等にはたっぷり時間はありはせぬ
天候も人の世もみな乱れおり
ででむしや収まらぬのは腹の虫
人の世は身勝手同士の調和かな
大雨じゃノアの箱船用意せよ
箱船にたぶん私は選ばれぬ
箱船や私のさだめそんな気が
宝くじ当たらぬ時に思いけり
吾と来て遊べや用のない猫は
来たかとて何して遊ぶわけでなし
ニイニイと油とひぐらし大雑唱
蝉しぐれ蛙静かになりにけり
この雨を持って行きたしアフリカへ
世の中は要らぬところに要らぬもの
世の中は不条理ばかり充満し
暇な日は下らぬ排句次々と
下らぬと知りつつ作る暇つぶし